第十四話 ページ14
- you side -
刺々しい言葉と、何も言わせないほどの圧。
目の前に居る彼は、
私を睨んでいた。
「なんか言えや」
中学一年生とは思えないほど低い声。
口の悪さもまた然り。
『...ちょ、調子は乗ってないよ。
実際、私より爆豪の方が強いしね。』
宥めるようにそう言う。
彼を刺激しないように、どう言った
言葉で返すか迷ってしまう。
二人きりの教室が、沈黙に包まれる。
なんだか気まずく、顔を少々伏せる。
...嫌味とか思われてないかな。
悪い意味で捉えられてたら、
どう弁解したら良いんだろう。
ポケットに手を突っ込む彼は、
私を見つめる。
伏せていた顔を上げると、
彼と再び目が合う。
何か言った方が良いのだろうか。
逃げるように走って帰るべきか。
後者はダメだ。
だとしたら前者、何か言うべきか...、
そんな中、沈黙を破ったのは
爆豪だった。
「...そうかよ。」
そう短く言うと、
爆豪は教室から出ていってしまった。
私は、ぽつんと一人、
教室に取り残された。
........なんだったんだろう。
そんな疑問だけが残る。
モヤモヤとした中、
私はカバンを肩にかけて
夕日の差し込む教室を後にした。
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縁(プロフ) - ケロまる。さん» 初めまして。私の作品を読んでいただいてありがとうございます。応援していただけると、とても励みになります！面白いと思って頂けるよう努めていきます！ (2023年2月12日 9時) (
レス) id: 36c180ca86 (このIDを非表示/違反報告)
ケロまる。(プロフ) - 初めまして。この作品を読ませていただいています。あなたの書くヒロアカの夢小説大好きです。上から目線になっちゃいましたが、更新頑張ってください！ (2023年2月11日 20時) (レス) @page31 id: 0601be7ffe (このIDを非表示/違反報告)
縁(プロフ) - 雪樹さん» 初めまして。励みになるコメントありがとうございます。不定期更新ではありますが、面白い作品にできるよう頑張っていきます！ (2023年2月2日 16時) (レス) id: 36c180ca86 (このIDを非表示/違反報告)
雪樹(プロフ) - 初めまして！今日この作品と出会いあまりにも面白すぎて一気に読んでしまいました。今後どうなっていくのかすごく楽しみです。更新頑張ってください！応援しています！ (2023年1月29日 22時) (レス) id: 671c591c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：縁 | 作成日時：2023年1月25日 20時
