第十一話 ページ11
- you side -
─ ２日後 ─
学校で本格的な授業が始まるようになって
早二日が経過した。
今は男女合同で
個性把握の為の授業を行っている。
「じゃあ次...爆豪！」
そう先生が言った瞬間、
後ろから爆豪がでてくる。
一瞬肩がぶつかるも、
そのまま先生の方に行ってしまった。
" あ、ぶつかったんだからあやまれよー "
私の隣に居た男子がそう慨嘆する。
それに対して、爆豪は
"っせぇ！悪かったなァ！"と
乱暴にも謝罪をしてくれた。
ふっと笑いが零れるも、
『大丈夫。』と、
少し微笑みかけて返す。
爆豪は何も言わず、前を向いて
先生の前に立った。
「爆豪の個性は確か...『爆破』だったよな。
試しにコレに個性使ってやってみろ」
そう言った先生が手から出したのは、
一つの真っ赤なリンゴ。
「リンゴ一つを爆破させる程度の威力でやってみろ。
広範囲のは禁止な。」
爆豪は先生の手からリンゴを
受け取り、少しの間見詰めた。
周りでは、
"どんなんだろ？"、"早く早く〜！"
と、気になって近くまで行って
見ようとする者や、急かす者が居た。
その言葉に苛立ちを感じたのか、
爆豪は"っるせぇ黙ってろ！"と
コチラを睨み言った。
周りが静かになると、
リンゴに目線が集まる。
.
.
.
暫し沈黙が走る。
刹那、突然リンゴが爆発し、
一部塵と化したリンゴが私の頬に
爆風と共に触れた。
アニメで見ても、漫画で見ても
迫力のあったソレは、
リアルで、間近で見ると
迫力が増した。
爆豪は"どうだ"とでも言わんばかりに
クラスメイトを見る。
「す、....
すげぇ！！」
一人からの歓声が上がれば、
周りも共鳴した。
爆豪はふふん、と満足気に
元いた場所に戻って行った。
元いた場所に戻るやいなや、
周りに居るクラスメイトから
"すげぇな爆豪！" "爆豪くんカッコイイ！"
などと褒めちぎられていた。
そんな会話が後ろで行われている中、
「じゃあ次は壊始。同じようにやってみろ。」
爆豪に掛けられる歓声を耳にしながら、
私はプレッシャーと共に一歩踏み出した。
.
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縁(プロフ) - ケロまる。さん» 初めまして。私の作品を読んでいただいてありがとうございます。応援していただけると、とても励みになります！面白いと思って頂けるよう努めていきます！ (2023年2月12日 9時) (
レス) id: 36c180ca86 (このIDを非表示/違反報告)
ケロまる。(プロフ) - 初めまして。この作品を読ませていただいています。あなたの書くヒロアカの夢小説大好きです。上から目線になっちゃいましたが、更新頑張ってください！ (2023年2月11日 20時) (レス) @page31 id: 0601be7ffe (このIDを非表示/違反報告)
縁(プロフ) - 雪樹さん» 初めまして。励みになるコメントありがとうございます。不定期更新ではありますが、面白い作品にできるよう頑張っていきます！ (2023年2月2日 16時) (レス) id: 36c180ca86 (このIDを非表示/違反報告)
雪樹(プロフ) - 初めまして！今日この作品と出会いあまりにも面白すぎて一気に読んでしまいました。今後どうなっていくのかすごく楽しみです。更新頑張ってください！応援しています！ (2023年1月29日 22時) (レス) id: 671c591c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：縁 | 作成日時：2023年1月25日 20時
