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*7話* ページ8

千秋side



制服を脱ぎ、ジーンズにパーカーというラフスタイルになる


女子力の欠片も無い格好に、何度も千聖に怒られてきたが、今更僕に女の子らしい格好が似合うわけがなく


ついでにコンタクトを外し、黒縁のメガネをかける


読みかけの小説を手に取り、下に降りた




『お待たせ、千聖』


千「……うん」




千聖の目の前に座る


彼女が何かしら甘えて来ない限り、僕からは何もしない方がいい


小説を開き、ページをめくり始めると、不意に千聖が手を伸ばしてきた




『千聖?』


千「……良くコレがバレないわね」



彼女が触れているのは僕の左耳で、ピアスだった



『バレないもんだよ。紗夜にバレるのは怖いけど、生徒会長にはバレても何も言われなかったし』


千「そうなの?」


『紗夜には気をつけろ、って釘刺されただけ』


千「へぇ…パーカーは?紗夜ちゃんに何も言われなかったの?」


『飽きられた。注意してもどうにもなんないから諦めたってさ』


千「ふふ…あなたらしいわね」




そう言って微笑む千聖


そうだ、この笑顔が好きなんだ


何かを愛しげに微笑む笑顔、取り繕った笑顔じゃないもの


本当、君の全てが愛しいのに




千聖には何一つ伝わらないのが、たまらなくもどかしい

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炙りチャーハン(プロフ) - トマト校長さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです!これから少し番外編を予定していますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年8月22日 9時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - 最後むちゃくちゃ良かったです。本当にありがとうございました!(^∀^) (2018年8月21日 19時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
炙りチャーハン(プロフ) - トマト校長さん» いえいえ、これからも頑張りますので、どうかよろしくお願いします! (2018年7月31日 6時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - 千聖ちゃんの小説がみれて感動しました。ありがとうございます!! (2018年7月30日 19時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:炙りチャーハン | 作成日時:2018年7月30日 8時

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