72：期待は崩れた ページ25
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胸に押し寄せる孤独感と冷たい部屋の寂しさに…ドンドン心が飲まれていく
爆豪くん、…爆豪くん
不意にベランダの方からｺﾝｺﾝとノックする音が聞こえた
もしかして…そう思った途端涙を乱暴に拭って、ベランダへ出た
『爆豪k…ぎゃぁああ！？！？』
「ぉ……A、こんばんは」
ベランダに出た途端 目の前にドアップの逆さ轟くんが登場した
「…悪ぃ、そんなに驚くとは思わなかった」
『ﾊｧ…ﾊｧ…、普通玄関から来るでしょ！』
「いつもは屋根から帰ってたから、ついな」
今は人の姿なんだから、いつか通報されるぞ…
ｼｭﾀｯと降りて来れば、話があると言った彼をリビングへ連れて行き暖かいミルクをあげた
「ﾎｯ…、ありがとう…それと、爆豪だけど」
『…暗美さんのところ？』
「あぁ」
間髪入れずに肯定されてしまい、言葉が出なかった
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「帰らない？…どういう意味だ爆豪」
「…そのまんまだわ」
「A、泣きながら待ってたんだぞ…言わないで出てきて、お前何してんだよ」
フードを深く被り、表情は見えないけどいつもより低い声
「…るせぇ、俺の勝手だろ」
「勝手すぎる、Aの気持ち考えろ」
「っ…っるせぇな！あの女、飽きたから出てきたんだわ！胸もねぇ、知能もねぇ、なんも出来ねぇ女と居てなんのメリットもねぇ…だから、出ていく！そんだけだ」
早口で力が籠った声言ってた、どこか焦っているようだった
「……なら、俺がもらってもいいのか？…Aの隣」
「っ…、……か、ってに…しろや。じゃあな…」
闇の中にどこか悲しげな背中が消えて行った
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これが轟くんから教えて貰った、爆豪くんとの会話
もう、言葉がでない…けど、きっと…
『…本心じゃない、よね』
「？、本心だが…隣 嫌か？」
『そうじゃなくて、…爆豪くんが言ったこと』
あぁと轟くんは納得したような顔をしては、頷き
「…けど、爆豪は決めた事曲げたりしない奴だからな」
そうだ…彼はそうなんだ…、暗美さんが職場から居なくなったのと自慢げに見せてきた通話履歴
もしかしたら……私のため…、と自惚れだけどそうであって欲しい
でないと…私が壊れちゃう
「……A、」 ﾎﾞﾌﾝｯ
轟くん 猫耳と尻尾を出して、頭を抱える私を抱きしめてくれた
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みか(プロフ) - 良すぎです！！かんどうしました！！ (2021年1月21日 17時) (
レス) id: 7d9eb566c6 (このIDを非表示/違反報告)
絵菜 - お願いします！！更新してください下さい！！胸キュンの雨をくれ！！ (2020年12月9日 23時) (レス) id: da77361163 (このIDを非表示/違反報告)
panda - 最高！すごく好き！応援してます！！！ (2020年10月7日 2時) (レス) id: 9e19b6eb78 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 更新待ってましたありがとうございます！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ お忙しいとは思いますが続きも楽しみにしています>< (2020年9月11日 1時) (レス) id: a23e5a1f02 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 花帆さん» 花帆様、いつもコメントありがとうございます！デートかただのお出かけか…2人の心境によって本人達の捉え方が変わっていくので、今後も作品共々宜しくお願い致します！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャチ矛 | 作成日時：2018年12月17日 9時
