オオカミにはご注意

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太陽が差し込む光で目が覚める
アラームの鳴らさなくていい朝めっちゃ幸せや



緑「おはよー」




朝風呂に入っていたのか
頭をタオルで拭きながら来る神ちゃん

すると昨日のことを思い出して

分かりやすく顔を背けてしまう




黄「……おはよ」

緑「…？どうしたん？」




不思議そうに俺を見つめる神ちゃんに
まさか、なんて思う

でも昨日は結構酔っ払ってたし

記憶ないんも仕方ない気がする…




緑「淳太ー、どうした？」

黄「……」

緑「もしかして昨日押し倒したこと怒ってる？」




なんて思っていた矢先
神ちゃんがそう言って慌てて振り向く

そうするといつも通りの表情の神ちゃんが

ニコニコと笑っていた




黄「……覚えてたんや」

緑「そりゃあ覚えてるやろ
俺、いくら飲んでも記憶無くさんタイプやから」




それならなぜ
そんな普通の表情ができるんや？

そう疑問を感じて神ちゃんを見つめる




緑「俺強引な自覚あるけど、そこまでやないよ」





強引なことを自覚してたんや
無意識やったら怖いけど、意識してても怖いぞ





緑「淳太がほんまに嫌がることはせーへんから
安心して？な？」




なんだか上手く丸め込まれたような気がして
否めないのだが

神ちゃんの言ったことだからか素直に頷いてしまう




緑「あ、でも
ある意味あれ予約やから

次は気をつけてね？じゅーんた」




最後に爆弾落として行くのはやめて欲しい


そう無邪気に笑う神ちゃんに
一歩後ずさった俺は悪くないと思うねん

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