参拾弐ノ話 先に ページ38
久々に少し…
───
会うのは嫌。でも任務はしないといけない。
だから、お館様宛の手紙を、鎹鴉の羅星に届けてもらった。
内容は「明るいうちに鬼を殺してきます。」と一言。
明るいうちは鬼が出ない。これは十分理解している。
でも、明るいからといって居ないという訳ではないのだ。
何より、明るいうちなら、夜は暗い場所でも確り見える。
それに、鬼は日向には居ないことが分かる。なら、日陰だけを探せば良いんだ。
何より、明るいうちに遭遇することができたなら、鬼は日陰しか移動できないから
僕たち人間にはとても好都合だ。鬼は移動できる範囲が限られているから
動きも大きくはないだろう。
市街地なら兎も角、今回はひとっこひとりいないような林。日陰も然程多くない。
今探すしかない。
そう思い、僕は刀を持ってすぐに例の場所へ向かった。
・
着いた…思ったより遠かった。そこまで疲れることはなかったけど…
取り敢えず、探さないと……さすがに…木陰にはいないよなぁ…
探すなら…洞窟とか…小屋……あるかな…
・
三十分は探した。
だが、何処を見ても木、木、木……林って感じ。本当にあるのは木だけ。
太陽に此処まで来る時と三十分位、ずっと照らされている訳だから、額には汗が滲み、
暑さで頭がちゃんと働かない。というか、この布が暑い原因？…というか、
隊服着て来れば良かった…さっきから声もするし…暑いし…やっぱ夜に来たら良かった……
…
……
ん？声？
？？「お前大丈夫か？さっきから汗のかき方とか可笑しいぞ？ほら、さっさと水飲め。」
…ひとっこひとり居ないはずなのに…青年が一人、僕の前に立っている…
…あ、水…少し抵抗感あるけど……
A『…有り難う…ございます…』
…美味しい…水だけど…
ずっと飲んでなかったから…？まぁ…美味しいから良いか…
それより…
A『あの…鬼って知ってますか…？』
此処にいるってことは、近くに住んでいるってことだと思う。つまり、
鬼を見たことがあるかもしれない。
謎の青年「鬼？あぁ…それならほら、
・
・
・
・
・
・
君の目の前に居るじゃん。」
A『…ぇ？…つまり…貴方は鬼…？』
鬼の青年「はは、やっと気づいたの。中々気付いてくれないから、俺少しだけ寂しかったよ？」
A『…ぇ、でも…水をくれたし…鬼の気配が小さい…優しい気配なのに……』
鬼の青年「あはは、やだなぁ〜、そんな鬼もいるでしょ〜。」
('-')ｽﾝ
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Nami - 錆兎と仲直り、お願いします。 (2023年5月5日 12時) (
レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - かぐやさん» 禰豆子を試すとき、不死川さんが腕を浅く切ったときに、不死川さんじゃなくて庭が汚れると思っていた人ですからね。私なりにこう思いそうだなと思ってこう書きました。(笑) 返信遅くなっちゃってすいませんでした。 (2020年10月8日 23時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - あ。怖がってる姿でした。 (2020年7月5日 14時) (レス) id: 20ac6cb932 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - え？待って甘露寺ちゃん…尚の泣いてるところ…キュンキュンするって…甘露寺ちゃん…ドSなの…？ (2020年7月5日 14時) (レス) id: 20ac6cb932 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - izmin0215さん» 取り敢えずﾑｯｻﾞｧﾝとかﾑｯｻﾞｧｰﾝ辺りに使いまくりたいと思います() (2020年5月16日 13時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿呆代表の神 | 作成日時：2020年3月20日 0時
