【鬼滅の刃】人間とは＿

弐拾伍ノ話　命の恩人 ページ29

消えたくなるんだ…

でもね、仲間…いいや、

"命の恩人"が消えると思うと、それも嫌なんだ。

僕にとって、味方ってのは本当に有り難い、大好きな存在。

一人だけしか居なくとも、その存在はかなり大きい。

なのに、その

仲間の一人を失うなんて嫌なんだよ。

傷付くのは僕だけで良い。


宇髄「…」


宇髄は

僕をじっと、見つめている。


A『…何……？』


と、僕は相手に問いかける。


宇髄「俺はさ、





.




.




.




.




.

　 「祭の神、宇髄天元様」って言ったよな？」


…

……

………

あ、

忘れてたわ()

先程の羅星に伝えた言葉が、情景が、鮮明に思い出される。



羅星《カァー！ヤメロ！ヤメロ！僕ガ、悪イカラ！宇髄ハ悪クナイ！》

《宇髄ハ悪クナイ！》

《《宇髄》》

《宇髄》

〈宇髄〉

…あれ？
普通こんなに響くか？洞窟じゃあるまいし…
それに現実味があるというか…なんというか…


羽織の方(？)に目をやると、

羅星が

…えこー？

とか言うのをしてた。


A『…何してんだ焼き鳥候補。』

羅星《ｽﾏｾﾝｼﾀ》

宇髄「…ふっ…ハハハハハ！！」


このやり取りを見てだろうか、宇髄が笑いだした。


A『ふっ…ふふっ…』


久し振りに笑った気がした。
とても楽しかった。


宇髄「ハハハッ……ふぃ〜……まぁ、宇髄って呼んでも良いぜ。」


A『有り難う…御座います…？』


そういえば…冨岡さん達の前でも、

こんなに話したり、笑ったりしたことはないなぁ…

カナエさんに関しては、あの任務の前に声を出したのが初めてだったし…

大体は二人きりの時…とか？そういう話しやすい時しか話さなかったし…

そう思うと、宇髄は何か、影響力みたいなのを持ってるんだろうね。

＿＿＿

オチ誰にしよう…もう宇髄さんで良いかな？…
誰か教えてください。
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