拾壱ノ話 気配 ページ15
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夜
扨…一番最初に着いたのは僕かぁ…
宇髄「…チッ…まさか御前ェに先を越されるたァな。派手に最悪だ。」
来た……というか、派手に最悪って何?意味分かんない。
田中「…」
ビクビク震えてるね。苛つく。
コイツ、ひとつひとつの動作、全てが苛つく。
にしても、二人とも相変わらず遅かったね?
きっと、いつもみたいに
あわせて来たんだろうね。
取り敢えず、早く行かないと。
羅星《カァー!サァ、早ク行クゾー!》
羅星に伝えて、僕は直ぐ、鬼の気配がする村へ行った。
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遅かった…間に合わなかった…村は全滅、
何故ちゃんと見ていないのに分かるか?
気配で分かるよ。
あ、柱だからとかじゃないよ?僕は日々、色んな特訓をしているんだ。
そのひとつが、気配察知訓練。
森に行くと、猪や熊が居るでしょ?
それを、集中して感じとる…みたいな感じ。
昔からしてたからね、第六感って言うのかな…?
まぁまぁ鍛えられてるんだよ。
毎日…ではないし欠かさず…でもないんだけど、一応やってるからね。
やらなくて良いことなんてない…訳ではないけど、殆どが…うん。
やってた方が良いんだよ。その経験は、いつか役に立つかも知れないんだから。
努力なしじゃ、上達なんか有り得ない。
だから、僕はやるんだよ。
毎日毎日、特訓を。
ある日は山を往復したり、ある日は素振りをしたり。
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それでも、できないこともある。
守れない時がある。
今が、まさにその時だ。
村人達は全滅してしまった。
彼奴等なんか待たず、先に行けば良かったのかもしれない。
怒られても良いし、信頼がなくなっても良い。
人の命には変えられないから。
代償は大きい。
だが、こんなところで、その人達の死を悲しんでいる場合ではない。
今からでも間に合う。
鬼が逃げる前に、また、此処の村人みたいな犠牲者を出さないためにも。
行こう。
行くしかない。行かなければならない。
鬼よ、待っていなさい。
僕が君達に、
鉄槌をくだしてあげるよ。
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駄作製造機から神作製造機に転職したい、
今日この頃です。
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Nami - 錆兎と仲直り、お願いします。 (2023年5月5日 12時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - かぐやさん» 禰豆子を試すとき、不死川さんが腕を浅く切ったときに、不死川さんじゃなくて庭が汚れると思っていた人ですからね。私なりにこう思いそうだなと思ってこう書きました。(笑) 返信遅くなっちゃってすいませんでした。 (2020年10月8日 23時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - あ。怖がってる姿でした。 (2020年7月5日 14時) (レス) id: 20ac6cb932 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - え?待って甘露寺ちゃん…尚の泣いてるところ…キュンキュンするって…甘露寺ちゃん…ドSなの…? (2020年7月5日 14時) (レス) id: 20ac6cb932 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - izmin0215さん» 取り敢えずムッザァンとかムッザァーン辺りに使いまくりたいと思います() (2020年5月16日 13時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:阿呆代表の神 | 作成日時:2020年3月20日 0時