【鬼滅の刃】人間とは＿

漆ノ話　コイツ ページ11

さて、お気に入り登録来たし更進しましょうかね()
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その後は、苛つきが修まらなかった。

それに気が付いたのか

錆兎さんと冨岡さんが来て

話しかけてくれた。


錆兎「大丈夫か？先程、田中と会ったときから機嫌が悪い様だが。
　 …もしかして、何かされたのか？」

冨岡「俺達じゃ、( 話を聞いてやることしか )出来ないだろうが。
　 教えてくれないか？気持ちが楽になると思う。」


嗚呼、こんなにも優しい人が世の中に居たなんて。

改めて思った。


この世界は醜く

愚鈍で

最低な人間しか居ないと思っていた。

欲に溺れ、ある一定の事しか頭にないような。

人間なら…

金、名誉、地位、権力、支配欲


こんなことしか考えていないと

僕はずっと思ってたんだ。




でも、こんなに優しい人達が

仲間が

今、実際に居る。




でも、幸せと言うのは、永遠に続く訳ない。

つまり、今居る仲間達も…

そう考えると、

涙は出ないが

心がモヤモヤする…いや、重い、と言うべきだろうか…

とても苦しい。

心臓がバクバクと鳴る。

頭痛も少しする…目眩もしてきた。

僕は皆に悟られぬようにその場で立ち止まり、

しゃがんだ。

勿論皆は

何事かと立ち止まり、

此方を見た。



僕は羅星に伝えた。


羅星《僕ハ暫ク此処ニ居ルー！皆ハ先ニ行ッテクレー！》

僕は"コイツ"に感謝した。

僕の視線の先には




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文才欲しい。

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