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『…要件は挨拶だけですか?それなら私はこれで』

「い、いや待て」

『何です?』




全く状況が把握出来ないんだが。

何だこのドライ娘は?
あの天真爛漫なAは何処へ?

俺の事を好き好き言っていたAは何処へ??




「ちょっと冨岡さん。冬野さん困ってますよ?」

「…!」




胡蝶の声ではっと戻った。





「私達だって冬野さんと仲良くしたいんですからね」

「そうよー!ねぇねぇ、Aちゃんって呼んでもいいかしら!」

『はい、どうぞ』

「やったぁー!Aちゃん私の事も名前で呼んでいいからね!敬語も無しよ!」

「私も蜜璃さんと同じがいいです」

『うん。分かった』






女子達がキャッキャしているところに取り残された男共。


…俺が最初に話し掛けたのに…






「…ケッくだらねェ。俺はもう戻るぜェ」

「勝手にしろ阿呆めが。おい甘露寺、この後は俺と甘味処へ行く約束だったな」

「そうよそうだったわ!じゃあねAちゃんまたねぇ!」




不死川は厳つい顔を更に厳つくしながら、伊黒と甘露寺は2人で行ってしまった




「南無…私は任務へ赴くとする…」

「あ、僕も」

「む、俺も任務がある!」




この3人も新しい任務へと向かった




「では私も屋敷に戻りましょうかね。…あ、ところで冨岡さん、Aさんとはお知り合いなんですか?」

「そういえばそうだよな。お前にしちゃあ珍しく話し掛けてたもんな人見知りのお前がよ」



…この2人は変わらずうるさいな




「……Aは、俺の妹弟子だ」




そう言った時、2人の目が見開かれた




「そうなんですか?でも冨岡さんって水の呼吸ですよね。Aさんと違うじゃないですか」

「……それに関しては俺も知らん」




そう、知らない。

思春期だったのかなんだったのか分からないが、必要以上に付きまとってくるAを俺はあまり見ていなかったからである



…錆兎なら見ていたのかもしれないが




「おい、どうなんだ?冬野」

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ゆい - 更新待ってますー!ワクワク (2020年3月8日 22時) (レス) id: ab0006bc39 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 陽雨さん» すみません大変お待たせいたしました…!待って頂けてとても嬉しいです!コメントもありがとうございます! (2019年12月21日 6時) (レス) id: 143fd0b4a4 (このIDを非表示/違反報告)
陽雨 - 可愛いっ。何だか義勇さんのしゅんって顔が浮かんできました。最近寒いので風邪に気をつけて下さいね。更新待ってます。 (2019年11月27日 17時) (レス) id: 60ccd0f591 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 慈輝(いつき)さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!更新頑張ります! (2019年11月17日 7時) (レス) id: 143fd0b4a4 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - カボスプレスさん» ありがとうございます!ですよね、義勇さん天然ですもんね笑更新も頑張ります! (2019年11月17日 7時) (レス) id: 143fd0b4a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華永 | 作成日時:2019年11月11日 19時

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