いつも俺に付きまとっていた妹弟子と数年ぶりに会ったらクールでドライになってたんだが【冨岡義勇】

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A達がわいわいとしている同刻、
冨岡は悶々としていた。




…そう、Aに簪を贈ったあの日から、どうAに弁解しようかと悩んでいたら数日が経っていたからである。


ただでさえ口下手で言葉足らずなこの男、弁解なんてしようものなら明日槍が振ってくるであろう




「…どうしたものか」



頭の中に様々な言葉が浮かんでくる中で、"腹が減った"という言葉が出てきた


…弁解の言葉を探すのは腹ごしらえをしながらでも良いだろう




そう思い立ち、冨岡は行きつけの食処へと向かった

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目的の場所へ着くと、店の中からガヤガヤと声が聞こえてきた


こんな昼間から酔っ払いか？と思いながら戸を開けると、店主が「らっしゃい」と声を掛けてきた



いつもの席へ着くと、鮭大根を頼んだ
出された水を飲んでいると、後方から声が聞こえてきた





「あっこら伊之助！！Aの分の天ぷらを食べるな！善逸！！そんなにやけた気持ちの悪い顔でAを見つめるんじゃない！」

「なんか俺だけキツくない！！！！？？」






……なんという事だろうか

またここで炭治郎達と居合わせてしまった。

いや、"しまった"と言ってしまっては語弊があるが。



どうか炭治郎、此方に気付かないでくれ。
俺は1人でいいんだ。
というかAもいるのだろうまだ弁解の言葉が見つかっていない





だがそんな願いも束の間、後ろにいる炭治郎の口から俺の名が発せられた







「わぁ義勇さん！お久しぶりですね！こっちで皆で食べませんかー！！」

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