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朝ご飯も食べ終わり、リビングのソファーに座る。



今日は部活も休みだし、キッドのサポートとしてもまだ調べる時間はあるから久しぶりにゆっくり出来るかな。



『あ、そうだA。』



「…?」



首を傾げる。



『これ、行かねぇか?』



快斗が人差し指と中指に挟んでピッと見せたのは、2枚のチケット。



横になっている文字を、私も首を横にして読む。



「プラネタリウム…?」



『おう。青子から貰ったんだ。』



ん、と渡されたチケット。



「え、良かったの?」



『青子は恵子と行くらしいぜ。』



…なんで青子、快斗の事誘わなかったのかしら。



『なんでもこのプラネタリウム、恋愛関係のスポットらしくてよ。男女で行くのは恥ずかしいってさ。』



「へー…。」



って、快斗は私と行くのは良いの?



そう聞く前に、快斗が口を開いた。



『俺らはそんなのじゃねぇし、Aも行けるだろ?』



「え……あ、うん。」



そんなのじゃない…か。



確かにそうよね。



意識してるどころか、なんとも思ってないんじゃない。



「準備するわ。待ってて。」



快斗から顔を背けるように立ち上がり、自室に戻った。



扉を閉め、そのままズルズルと座り込む。



馬鹿みたい…期待して。



勝手に傷ついて。



…快斗はきっと、青子と行きたかったんだろうな。



「よし、切り替えよう。」



私もある程度のポーカーフェイスは得意なはず。



快斗への気持ちを、隠さなきゃ。



もう絶対バレないように。



この気持ちに蓋をするように。



鏡の前に立ち、口角をキッと上げる。



大丈夫。



笑顔は出来てる。



『準備出来たかー?』



「今行くわ!」



私は自室のドアを開けた。

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設定タグ:まじっく快斗 , 名探偵コナン , 黒羽快斗   
作品ジャンル:アニメ
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セツ(プロフ) - 祟璃さん» すみません、キッドの誕生日なら気楽に書けたのですが、新一やコナンくんの誕生日だったので、この小説の夢主と絡ますのは変かな…と。不快に思われたのなら、申し訳ございません。 (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - こここさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 明日の不思議さん» 楽しみにしててください(*^^*) (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ミョンスさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
祟璃 - キッドとのお話を読みにきたのに突然の新蘭で吃驚しました汗 必要ですかね?いや、新蘭は好きですけど...。 (2019年5月6日 1時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年4月13日 0時

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