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コナン side
小五郎『コナン!』
コナン『はーい!』
変声期を首に直し、椅子の影から出る。
コナン『平次兄ちゃん、手伝って!』
平次『お、おう…。』
コナン『僕犯人やるから、平次兄ちゃんは田中さんね!』
平次『はぁ?』
いいから合わせろ!と耳元で囁く。
平次『…。』
コナン『まずここから入ってきて…それで田中さんと顔を合わせる。』
入り口から入り、服部の前まで来る。
平次『そうなったら田中さんは怪しむことなく…せやな、こんにちはとでも言っとくか。 』
コナン『犯人は近づいて田中さんの後ろに回り、証拠品の鈍器で殴った。』
服部がその場に倒れる。
そしてハッとしたように立ち上がった。
平次『そういう事か!』
コナン『う、うん!実はこの時はね、田中さんまだ死んでなかったんだ。』
目暮『死んでいない?』
平次『犯人はそれをわかって首を殴ったんや。そんで血糊を撒いた。』
コナン『そして血糊が乾く頃…すなわち田中さんが目を覚ます頃に次はナイフで刺した。致命傷になることを分かって。』
平次『そう、犯人は田中さんを』
コナン/平次『『2度殺したんだ。/2度殺したんや。』』
心『!?』
嘉人『そ、そんな…。』
コナン『だよね、おじさん?』
俺はそう聞き、椅子の影に隠れる。
小五郎『あぁ。説明ありがとう。』
そしてまた変声機を使っておっちゃんの声を出す。
おっちゃんはありがとうなんて言わねぇかな?
まぁいいか。
心『…もし、それで殺したとしても、この食堂に誰かが入ってきたら意味ないじゃない!』
小五郎『それは、このキャンプ場の特徴を利用したんですよ。』
目暮『ま、まさか!』
小五郎『そう。"貸し切り札"ですよ。それを掛けておけば誰も入ってこない。そして、その札を使うには自らキャンプ場に泊まらないといけない。だから恋人の勇さんを誘って泊まった。』
心『っ…。』
バツの悪そうな顔をした心さん。
くそ、認めてくれるか?
心『そこまで言うのなら証拠を見せなさいよ。貸し切り札はどこにあるの?』
目暮『高木くん、人数を集めてテント内を捜索だ!』
高木『はい!』
数分後
高木『ダメです、見つかりません!』
佐藤『心さんも所持していなかったわ。』
心『全て条件は私に当てはまっているわ。でも証拠が無いんじゃ、逮捕出来ないわよね?』
コナン『っ…。』
どうする…。
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セツ(プロフ) - 祟璃さん» すみません、キッドの誕生日なら気楽に書けたのですが、新一やコナンくんの誕生日だったので、この小説の夢主と絡ますのは変かな…と。不快に思われたのなら、申し訳ございません。 (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - こここさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 明日の不思議さん» 楽しみにしててください(*^^*) (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ミョンスさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
祟璃 - キッドとのお話を読みにきたのに突然の新蘭で吃驚しました汗 必要ですかね?いや、新蘭は好きですけど...。 (2019年5月6日 1時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月13日 0時