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推理ショーが始まる気配は無いので、さっき園子と一緒に座っていたベンチに座る。
澄香『美希さん…うぅっ…。』
川之江さんは…悲しんでるみたい。
まぁ仲が良い人が亡くなったらそりゃ悲しいわよね。
勇『俺じゃねぇよ!心こそ姉貴の事嫌ってたじゃねぇか!』
心『私を疑うの!?勇くんがそんな人だと思わなかった!』
こっちは破局、か。
お互いが怪しむなんて、恋人としてどうなのよ。
勇『それに犯行時間には心と一緒にいたじゃねえか!?』
心『どうだか?テントで一緒に寝てただけよ?』
へぇー…。
まぁ、寝てるだけじゃアリバイ立証は無理ね。
嘉人『まぁまぁ、喧嘩せんでおくれ。田中さんが亡くなられたのは悲しい。だが君らが喧嘩しても戻ってこんのだよ…。』
1粒、涙を流した安藤さん。
…なんでそんな落ち着いてるんだろう。
あー、もう全員怪しく見えてきた。
案外犯人じゃなさそうな川之江さんももう泣き止んでて明らかにおかしいし…。
これは探偵に任せるのが良いかな。
でも任せたところで私の行く場所は無い。
救急車は青子と快斗が居るし…。
「展望台、行こ。」
昨日快斗が連れて行ってくれた展望台まで足を運ぶ。
柵に手をかけ、景色を眺めた。
下には川が流れていて、目の前には木々が沢山。
ん?何か川に見える…。
残念ながら望遠鏡はここには無い。
「下に行くしかないわね…。」
私は展望台を降り、救急車の横を駆け抜ける。
『は、A!?』
「ごめん快斗、青子よろしく!」
『ちょ、おい!』
…ここから下に行くには…ちょうど階段あるわね。
獣道歩く覚悟はしてたけど、ラッキー。
角度が急な階段を降りて行く。
何段あるかわからないほど下にずっと続いていた。
「あっつ…。」
山の中とはいえ、真昼にこんなに動くと暑い。
それに、無事戻れるかも心配だ。
…まぁ、行くと決めたら行くしかないけど。
そして数十分後、下に着いた。
見上げると、小さくキャンプ場が見える。
こんなに降りてきたのね…。
そして流れている川を見る。
「…!あった。やっぱりこれって……。」
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セツ(プロフ) - 祟璃さん» すみません、キッドの誕生日なら気楽に書けたのですが、新一やコナンくんの誕生日だったので、この小説の夢主と絡ますのは変かな…と。不快に思われたのなら、申し訳ございません。 (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - こここさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 明日の不思議さん» 楽しみにしててください(*^^*) (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ミョンスさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
祟璃 - キッドとのお話を読みにきたのに突然の新蘭で吃驚しました汗 必要ですかね?いや、新蘭は好きですけど...。 (2019年5月6日 1時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月13日 0時