ゴーストペインター ページ42
〈西校舎 廊下〉
いつも通り廊下にかけられているロザリアは、探していた男、ランドルフと楽しげに話していた。
クルーウェルはつい、その状況をしばらく眺めてみようという好奇心が湧いた。ランドルフが絵にナンパしている状況とか面白すぎる。
『最近ね、デイヴィスっていう子がしょっちゅう私のところに口説きに来るのよ。』
「えぇ、そんなことしてんの彼……」
あの女、ベラベラ喋りやがって。
クルーウェルは割り込みたくなる気持ちを抑えて息を殺した。
『アラ、ランディの知り合いだったのね!あの子どれだけフッても私のところに来てくれるからちっとも寂しくないのよ。』
「ヘェ、そりゃあいいね。いつもどうやってフッてんの?」
『私を描いた人が一番よ!って言ってるの』
「オマエ……可愛いヤツだなァ。」
『だってランディ、貴方ずっと誤解されたままじゃない、私あのいけ好かない男に描かれたって思われてるのイヤだわ。』
「いいんだよ、オマエが分かってくれてるダロ?」
『えぇ、でも私は貴方を貶める人を殴りに行けないから悲しいわ。』
「ちょっっっっっっと待て!!」
クルーウェルは耐えられなかった。なに?なんでいい雰囲気??コイツがロザリアの作者ってことか?じゃああの表彰はなんだったんだよ!ふざけんなよ!!とまくし立てればランドルフもロザリアも若干引いていた。
「そんなこと言われてもなぁ、よく口説きに来るんだってね。悪いネ、デイヴィス君。オレが一番だってサ!」
ランドルフはそれはそれは嫌味ったらしく笑った。デイヴィス・クルーウェル、面白い男だな、なんてランドルフは勝手に意外性を見つけて勝手に面白がった。
「なんっっなんだお前、ムカツクなぁ!」
こんなに腹立つ男を今からイケメンにしようとしている俺は馬鹿なのか?とクルーウェルは頭を抱えたが、さっきの嫌味な顔は中々悪くなかったし、嫌味とか言うタイプじゃないと思っていたから案外ノリのいいやつなのかもしれないと思った。それにこの前勝手に心に誓ってしまったので実行は決定している。
「ちょっと来い。」
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ヒューガ(プロフ) - 夢喰さん» ありがとうございます!頑張ります〜😊😊 (2022年6月17日 21時) (レス) id: 4a1ee837e6 (このIDを非表示/違反報告)
夢喰(プロフ) - 更新頑張ってください!!めっちゃ好きです!! (2022年6月13日 0時) (レス) @page23 id: 5ee2b54502 (このIDを非表示/違反報告)
ヒューガ(プロフ) - 月宮さん» えーッ!ありがとうございます!! (2022年5月5日 19時) (レス) id: 4a1ee837e6 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - うぐぅ...あ"...ずぎぃ... (2022年5月3日 18時) (レス) @page15 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
ヒューガ(プロフ) - 洸さん» ありがとうございます!モチベーション上がります! (2022年4月26日 5時) (レス) id: 4a1ee837e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒューガ | 作成日時:2022年4月10日 8時