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『なんで？』
「え、なんで？」
このやり取りは先程から五分ほど続いている
『……だれ』
「……こもりはやと」
頭の中でその名前を返還させる
小森隼、確か隣のクラスの人
『なんでいるの』
先程から繰り返されているこのやり取りは私のお城、屋上で行われている
なぜ、なぜ私だけのお城に私じゃない他の人がいるのだろう
「……屋上にも裏ルートとかあるんだね」
『え、うん……いや、なんで？』
「いやさ、俺も結構サボリ魔って言われてるんだけど
サボリに最適な場所がなくてさ、でも見つけちゃった」
お茶目に笑った彼は、すごくカッコよくて、可愛くて、きっとモテるんだろうなって思った
『……内緒ね、あんたと私の』
「やだなぁ、あんたなんて
隼でいいから、A」
変に対抗心を持ってあんたと呼べばそう返されるけど、疑問が一つ
『なんで私の名前知ってるの？』
「いやー、超有名だよ
毎日学校に来るくせに全然授業でない
出席日数足りてんのかーって」
有名とか嬉しいけどなんだか素直に喜べないのは私がおかしいのだろうか
「ここでサボってたんだ、ずっとどこでサボってるのか気になってたんだよな
俺はいつも先生に見つかるのに、なんで見つかんないんだろうって
ここなら安心だよなー」
『まあ、うん』
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シュガーソルトってい。(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます！！！ただ今作はすごく自信がないのでどうか期待せずに読んでいってください……笑 (2018年5月16日 19時) (
レス) id: 5d8c6fa542 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - すごい面白いです！！ (2018年5月15日 21時) (レス) id: 18174bb86e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュガーソルトってい。 | 作成日時：2018年5月15日 0時
