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「いただきまーす」
テーブルに並べられたロールキャベツとそれを頬張る色白ホクロ男を交互に見て、思わずため息が出た
「なんだよ、あっ、うめえ」
『なんでここにいるの』
「バラしてもいいの、屋上」
最悪だ、屋上のことをこいつに話した結果がなぜか今私の家で私の手料理を食べている
最悪だよ、なんて日だッ!!!←
「まあまあお前も食え」
『ここ私ん家なんですけどっ』
勢いよく椅子に座って手を合わせ、箸を動かす
『最悪』
「いいじゃん、お前だって昨日俺ん家勝手に来たし」
昨日のことを言われて、なんとも言えなくなる私を鼻で笑って、またもぐもぐし始める
屋上のこと、話さなきゃよかった
ずっと一人で勝手に怒らせときゃよかった
『最悪』
「それさっきも聞いたよ」
『わかってるよ』
今度は不機嫌な私に玲於が言う
「誰かと一緒に夜ごはん食べるの、すっげえ久しぶり」
あ、笑った
『昼ごはんは?』
「夜ごはんつってんだろ、ちゃんと聞いてんのかよ」
……すぐ怒る
本当、嫌い
扱いづらいし、すぐ怒るし、なんかたまに笑うし、本当扱いづらくて嫌い
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シュガーソルトってい。(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます!!!ただ今作はすごく自信がないのでどうか期待せずに読んでいってください……笑 (2018年5月16日 19時) (レス) id: 5d8c6fa542 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - すごい面白いです!! (2018年5月15日 21時) (レス) id: 18174bb86e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュガーソルトってい。 | 作成日時:2018年5月15日 0時