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「また君達かね......」




小五郎とコナンをジト目で見るのは目暮警部。
毎度出動した事件現場にはこの2人がいる。
死神ではないかと思ってしまう程の遭遇率に苦笑いを浮かべた。


犯人が誰か分かったコナンは動機を、そして肝心の凶器について捜索していた。
そして探していた人物が見つかった。




「ねぇねぇ、高木刑事!」
「なんだい?コナンくん」



慣れてしまったコナンからの頼み事。
コナンの身長に合わせてしゃがむと耳を傾けた高木。
すると真後ろから声がした。



『殺人現場を子供に見せちゃ駄目じゃないの』
「に、二階堂さん!?」
「?!」



全く気配に気付かなかったコナン。
後ろにはスーツ姿で口に煙草を咥える女性が立っていた。
初めて見る人物にコナンは戸惑った。



「ちょっとAさん!現場での煙草は駄目だって言ってるじゃないですか!」
『ごめんて、美和子』



佐藤刑事に叱られると大人しく煙草を携帯型の灰皿へとしまった女性。
佐藤刑事が敬語と言うことは階級が上なのか、先輩なのか......。



『この子がよく事件を解決してくれるって言う子供?』
「こんにちは!江戸川コナンって言うんだ!お姉さんは?」



”江戸川コナン”という名前を聞いたAは『ハイカラな名前だね』と言葉を漏らした。




『私は二階堂A』
「私と同じ警部補で一個上の先輩なのよ」
『よろしくね』



佐藤刑事が仲良さそうにAの肩に手を置き答えた。



「Aさん、関西出身なの?」
『どうして...?』



突然の質問にAはポカンとした表情を見せた。


「たまに関西のイントネーションになってたから、そうかな?って思って!正解?」
『正解やよ、小学生に上がる前までやけどね』



関西弁で話すAに驚く佐藤と高木。
2人すらAの出身地は知らなかった様子。
そしてそれを出会って数分で見破るコナンにAは興味深そうに微笑んだ。

*:→←Episode.2 ピアノの動機



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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...  
作成日時:2021年11月26日 22時

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