All the while

episode 46 ページ47

涼太side.








公開収録が終わって、控え室でみんなでゆっくりしている時に入って来たスタッフさん



｢これGENERATIONSさんの落し物では無いですよね？｣

スタッフさんが持っていたのは可愛いイヤリング








どこかで見覚えが…







龍友｢それ、女物じゃないっすか？｣


亜嵐｢俺たちじゃなさそうですね｣


｢ですよね、失礼致しました｣









もしかして、、



涼太｢あのっ、すみません｣


｢はい？｣


涼太｢それ、俺の知り合いのかもしれないんで、預かっていてもいいですか？｣


｢わかりました｣







"知り合い"

自分で発したこの言葉に距離を感じて少し悲しくなりながらも、スタッフさんからそのイヤリングを受け取った









これは、きっと、

俺がプレゼントした物





付き合って初めてのデートの時に
プレゼントして、

彼女はとても喜んでくれた






オーダーメイドした物だし、被ることはないはず



なのに、これがこの会場に落ちてたってことは、
もしかして、来てたの？





じゃあ、俺のあの話、聞いてくれてたの？








A、俺は覚えてるよ

また、Aに会いたい





あんな別れ方をしてしまったこと、
謝りたい


戻れるなら、あの頃のような俺たちに、、戻りたい

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