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episode 43 ページ44

リコ「A……」


『ごめんごめん、終わったよね、帰ろう』


リコ「無理しないでいいからね」


『こんなはずじゃなかったのに…ね』






今日で、前に進むって決めてたのに








涼太の話は、

何もかもが自分に当てはまってた




まさか、涼太が私の話をするなんて思ってなかったから
最初は別の人かな、と思ったけど


あれは間違いなく私、だと思う









『もう、どうしたらいいかわかんないや…』




自然と目から溢れる涙









『ごめん、お手洗い行ってくるね』


リコにはこれ以上、心配も迷惑もかけたくないって心の中ではずっと思っているのに

やっぱり涼太のことになると涙は止まらない









涼太はもうとっくに私のことなんて忘れていて、
新しい人がいると思ってたのに

私の話をするなんて狡い









また、私が涼太から離れられなくなっちゃうじゃん




また…、私だけが前に進めなくなっちゃうじゃん









でも、その涼太の話を聞いただけで
何故かとても嬉しくて

涼太から離れられなくなってしまう私は

やっぱりまだ涼太のことを全然忘れられてなんかいなくて





"過去の思い出"にしたいのに、

忘れたいのに、、









『……忘れたくないっ』





誰もいない静かな空気の中で
自分の本音が聞こえた

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設定タグ:片寄涼太 , GENERATIONS , 数原龍友   
作品ジャンル:恋愛
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kirara - 奈緒さん» これはそういう言い方もありますよ (2020年4月3日 0時) (レス) id: eeae32a8e2 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 お久しぶりです(笑) 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年5月9日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - また続けてのコメントですみません...。 実際には物語にその場面ってないですよね? だって学生の頃片寄さんは手紙にごめんとだけ 書いて何も言わずに主人公ちゃんの前から 居なくなってますよね? 何故その主人公ちゃんが応援してくれてる 場面が無いのでしょうか? (2018年4月28日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - 続けてのコメントですみません(>_<) ここで片寄さんが今の自分があるのは主人公ちゃんが応援してくれて...。 みたいな感じで書かれてますが...。 (2018年4月28日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて思ったのですが...。 物語の中で片寄さんがラジオで昔の恋バナ (主人公)ちゃんのことを話す場面がありますが ...。 (2018年4月28日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬 | 作成日時:2017年9月7日 19時

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