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３６. ページ39
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壱「いや、ほんまにどうした？」
らしくないやん、って壱馬さんが
北人さんから聞いただけで本当かどうかなんて分からないし、そもそも普通に知り合いかもしれないし
っていうか、Aさんの周りに男がいるのなんて普通で
それでもモヤモヤするのは、まだ自分に自信がなくて
そして何よりAさんのことが好きだから
「はぁ、頑張ります」
壱「ん？え、うん」
「なんでもないです 笑」
壱「なんやそれ 笑」
「今日って何時まででしたっけ？」
壱「夕方くらいには終わるんじゃない？17時とか」
「よし」
" 慎 : 今日、行ってもいいですか？ "
仕事終わりに会いに行きたいって思うのも、少し離れただけで顔見たいなんて思うのも
こうして僕らしくなくなってしまうのも、全部相手がAさんだから
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作者名：檸檬
| 作成日時：2022年7月17日 23時
