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「え、なんで……、、」
なんもしてないよね…？わたし…
思わず 自分の服を見る。
風磨「いや、襲ってねぇから。」
「え………なんで、風磨先輩がここに……」
風磨「あ、風磨先輩のくだりは覚えてんのね」
「え……？」
風磨「階段で倒れたから、A
部屋まで運んだ」
あ、そういえば……
部屋に戻ろうとしたんだけど、途中で歩けなくなるくらい苦しくなって座り込んだ記憶が……
風磨先輩…部屋まで運んでくれたんだ…
でも、なんで…ここで寝てるの……
風磨「変な妄想すんなよ。
一人が怖いって言ってただろ。」
「………」
それで…そばにいてくれたの……？
風磨「あー、着替えあっちだわ。
またあとでな。朝飯、あと1時間後だから」
そう言って 自分が使ってた座布団を丁寧に戻す風磨先輩
立ち上がって、部屋を出ようとするから 慌てて私も立ち上がり 風磨先輩の腕を掴む。
風磨「ん…？」
「ありがとう……ございました……」
だって、一人が怖いって 子供みたいな理由なのに 一緒に寝てくれるなんて……
しかも、いくら座布団を敷いてたとしても硬い畳の上で…
スーツケース全開だし……
だらしないとか思われたかな…
風磨「俺がやったことだから」
「でも…、、」
風磨「体調悪いんなら、無理すんなよ。
じゃ、」
優しい声でそう言って 部屋を出た風磨先輩
なんで…そんなに優しいの……
そんなに 優しくしないでよ……
「ばか……
勘違いしちゃうってば…」
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月25日 23時
