某銀○のパン○○ニウムの顔面は無理 ページ36
「こんなもんか。やっぱり多少は百々目鬼の呪力に呪霊が寄ってきてるみたいだね」
「助けてくれた事は感謝するけど、先刻のジェッコみたいなアトラクションは二度としたくないっす」
うぷ。と思い出しただけでも迫り上がる吐き気を何とか押し込む。
いや、ホントU○Jのフライングなんとかも顔負けだよ。確実に瞬間スピードはマッハを超えてるよ。
其れを命綱無しでするなんて肝がドンだけ座ってても無理だわ。
「えぇ?楽しくない?」
「楽しくはない!」
「大丈夫大丈夫!!シーのホ○ンテッドマンションよりはエアライン無かったでしょ?」
「どっちもどっちや!!」
何で振り回した本人がピンピンしてて、私がこんなに吐き気を催さなければならんのや。
「片付きましたか?」
1人で愚痴っていると、涼しい顔で近付く七海君。服には所々に呪霊の血がこびりついていた。
もち!と言いながら笑顔で七海君にピースをかます五条君に七海君が青筋を一瞬浮き上がらせたのは見ていない事にしよう。
「まぁ片付いたのは良いとして…」
そう言いながら、彼は一体の片付けていなかった呪霊をつまみあげる。
……は?!
「ほらAさん!!良く見たら可愛いよぉ!!ホラホラ〜」
「止めろォ!?何すんや近づけんといて頼むから!!後生や!!!」
文で伝わりずらいかもしれないが、顔面は銀○のパンデモニウムみたいな感じで、顔より下はカマキリのような体をしている。
何処に好く要素があると思っとんねん此奴は!?
「ホラホラ〜どう?可愛く見えてきたんじゃない?」
「無理無理無理無理無理!!」
「先輩。話が進みません」
そう言って、七海君は五条君からパンデモニウム擬きを取り上げた。ナイス!!(歓喜)
「早くA先輩に一体残した理由を説明してやって下さい」
「ちぇー。ハイハイ」
そう言うと、彼は先程の笑顔とは系統の違う状態の笑顔をしながら此方を向いた。
「実はこれ、呪霊とはほんの少し違うっぽいんだよね〜。計画的に動いてたし、何より呪力が外から送られてきた跡もある」
「は、はぁ」
「つまり、第三者から呪力を得てこの呪霊擬きは俺達を襲ったってこと」
は?それって。
私の顔つきが変わったのを見て、五条君は更に口角を上げた。
「これ。呪霊じゃなくて式神だね!」
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数学(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!!すぐに直させて頂きますm(*_ _)m (2021年3月1日 8時) (レス) id: 854f7b158c (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 26ペン 七海健人 ではなく 七海建人 です。 (2021年3月1日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
数学(プロフ) - shinox2さん» 全然大丈夫ですよ〜!!また読めない漢字等ありましたら何時でも質問して下さいね!! (2021年2月28日 16時) (レス) id: 854f7b158c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - ありがとうございます。ちゃんと妖怪として存在したんですね。てっきりオリジナルかと思ってました。ググればよかったですね(^^; (2021年2月28日 14時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
数学(プロフ) - shinox2さん» わわ!!読んで頂きありがとうございます!!コレは百々目鬼(どどめき)と読みます!!目がめっちゃついてる妖怪ですね!!ちゃんと読み仮名を付けていなくてすみません(汗) (2021年2月24日 22時) (レス) id: 854f7b158c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:数学 | 作成日時:2020年12月26日 22時