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3話 ページ3

Aside



小さい頃から家の中に居てもずっと一人だった


例えお母さんが居ても一人だった


寂しい

苦しい

痛い


色んな感情が湧き出るような感覚、でもこんな嫌な感情を吐き出す場所もなくて、ずっと一人で抱え込んでた。

そうしているといつの間にか声は出なくなって、感情さえも上手く出せなくなった。

声が出せなくなってからは言葉も忘れてしまった

声も出せない、親の理想にもなれなかった私は気づけば知らない場所に1つのダンボールと共に朝を迎える。

『(ああ、すてられたんだ)』

幼い私でもわかること、でも私は泣きもせず焦りもしなかった。ただ一点を見つめるだけの襤褸人形に近くなっている

そんな私に声を掛けてくれたのが白髪の優しそうなお姉ちゃんだった

どうして私なんかに声を掛けてくれるのか分からなかったが質問に答えようと1つ頷く。

その後はお姉ちゃんに抱っこされ、大きな建物の中へと入っていく。

お姉ちゃんは偉そうな人と話しては結論が出た途端何故か喜んでた

「良かったぁぁぁ…ほんま、お前あてぃしが居なかったら誰も気づかなかったかもしれんのよ?あてぃしに感謝してな」

ふふん、とドヤ顔をしながら言うお姉ちゃん


ねぇ、お姉ちゃん。お姉ちゃんに言われずとも感謝してるよ。

Aを救ってくれたのはお姉ちゃんが初めてだもん。

包み込むような抱っこもジュース買ってもらうのも初めてだった。このお姉ちゃんの名前を知りたい、お礼を言いたい…あわよくば我儘も言ってみたい

そんな願望が叶うなんて、この時はまだ知らなかったの

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宇李 - 書かないんですか (11月2日 22時) (レス) @page4 id: a1b0a1bb91 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - とても続きが気になります! (2023年4月13日 17時) (レス) id: 93f38a209a (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2022年10月9日 19時) (レス) @page4 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
そうた(プロフ) - 面白かったです続きを楽しみにしております (2022年10月7日 19時) (レス) @page4 id: c42e955065 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - わぁ!こちらこそお返事ありがとうございます!わぁ…!やった!ありがとうございます…! (2022年10月4日 17時) (レス) @page3 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:;優愛 x他1人 | 作成日時:2022年10月2日 0時

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