【HQ】白鳥沢のマネージャーはツインズの妹.4

60.稲荷崎2年sと夏祭り ページ4

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『みんな準備出来たー？』



「「「「おん/うん」」」」




家の客間へ顔を覗かせるとそこには浴衣に身を包んだ4人の姿



これから5人で花火大会に行くのです。




侑「Aも着付け終わったんか」



『うん、どう変じゃない？』



青紫色の生地に白い椿の柄が入った浴衣を着た私は4人の前でくるりと回ってみる。




自分で着付けたけど変じゃないかな


ちなみに私らの両親がここらで有名な着物屋さんを経営してるから
双子もそうだけど、着付けは基本自分で出来るんだよね。



本当はお母さんに着付けてもらいたかったけど繁忙期でお店が忙しいのでこればかりは仕方ない。




てか似合ってるかな。




侑「馬子にも衣装やな」



『おいツム』



銀「似合っとるで！」



治「Aにしてはよう似合ってんな」



『結くんだけまとも…

てか倫くん？何してんですか』



角「可愛すぎて撮ってた」




倫くんの手にはスマホがあり、カメラをじっとこちらに向けている。




なんか、恥ずかしくなってきたぞ…。




『あとでいっぱい撮ってもいいんで…準備出来たなら行きましょ』




治「腹減ったーーっ」



侑「さっきお土産食うたやん。この胃袋底なし」



治「なんやて！」



『あーもうせっかく着付けたのに崩れるからやめぇや』




取っ組み合いになりそうなもんだから呆れるわ







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*Instagramストーリー*

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浴衣姿の4人の後ろ姿



《兵庫到着！からのこれから花火大会◌*❊｡》




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花火が打ち上げられる会場に着くと出店はもちろん人がたくさん。




はぐれないように固まって歩くけど4人とも図体がデカくて目立つ


周りからあの人たちカッコいい！なんてチラホラ




『なあサム、なんで自分のだけ買ってんねん』



治「腹減ってん、ええやん別に。なんやAも食いたいんか」





いつの間に買ったのか治の手にはりんご飴と焼きそば。

りんご飴に関してはすでに無くなりそう





『焼きそばちょーだい』



治「やらんけどな」



『ケチめ。倫くん、治がイジメてきます』



角「こんな食い意地張ってるやつから貰うより俺が何でも買ったげる」



『その言い方親戚のおじさんみたい笑』




それとも貢ぎ癖のある彼氏？




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