【HQ】白鳥沢のマネージャーはツインズの妹.4

66.決勝戦 ページ18

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10月27日決勝戦当日







試合前の烏野の公式練習





日向くん影山くんコンビが速攻からのアタックライン手前に叩きつけるようなスパイクを決め、会場がざわめいた。





点を獲る力は烏野(こっち)も負けてない、と。





いきなり見せつけられちゃったな。






『……向こうの攻撃の中心は日向くん…さっきの10番です。
だからといって彼ばかりに気を取られてると3番や5番に
打たれるので注意してください。



あくまで10番は他スパイカーの囮と考えてもらって大丈夫です。


あと烏野は森然高校の同時多発位置差攻撃をモノにしてるんですけど、これに関してはリードブロックで対応できるはずです』




「「うぃっす/おう」」





昨日青城との試合も見たし学校に戻ってからミーティングでも話したけど、念の為先発メンバーがコートに入る前に再確認。






『…残り1試合しっかりきばるんやで』







そしていつしか試合が始まる前にみんなにこの言葉をかけるのが当たり前になった。



みんなおうっ、任せろ、とそれぞれ言いながら笑顔でコートに入っていく。





ちなみに選手紹介の際にほぼ全員にハイタッチと頭をポンッとされました。
隼人さんに至っては髪の毛乱される勢いで頭をやられ
覚さんにはハイタッチの時わざと高く手を上げられるという。





この野郎と思ったのは内緒です。







烏野のスターティングオーダーは普段と少し変えてきているみたいで、前衛に高身長組を置いてきた。





若利さんのスパイクに対してできるだけ高い壁をつけるためだと思う。









ピィーーーッ‼









会場内に試合開始の笛が鳴り響いた_____




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