惚れて、奪って、乾杯。【JK】3

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Aside


卒業式が終わって、僕も帰る準備をする。



『…別に明日でも会えるのに、』

jk｢何でよ、今すぐにでもぎゅーしたいのに｣




いつも通る裏門には見慣れない

ジョングクくんの姿。


今日にでも家に泊まりたいなんて可愛い顔して

わがまま言うもんだから許しちゃう僕も僕だ。



『とりあえず三月はまだ高校生なんだからね』

jk｢ちぇ、先生みたいなこと言う｣

『先生なんだけど』




今はまだ、先生と生徒かもしれないけど。

もう、僕らの中では、繋がってるんだ。



好きって言葉にできた幸せが今でも

胸をいっぱいにする。





ありがとう、ジョングクくん。

僕の為に我慢してくれてたんだよね。

僕もジョングクくんの為に我慢したつもりだよ｡



こんな僕に思いを伝えてくれてありがとう。

こんなに誰かのことで頭がいっぱいになったり

すぐ泣いたりしたのは初めてだ。



年上なのに頼もしくないし、弱くて、涙脆くて

たくさん迷惑かけるかもしれない。

それでも、いいなら。







『これから、よろしくね。』









いつか君と、この日の事を乾杯する日が

来ますように。









惚れて、奪って、乾杯。本編終了

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