実況48 ページ48
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「"キヨのばーか。"」
「は？！ちょ、何いきなり！」
電話がかかってきたと思いすぐに出ると開口一番バカにされた。
心当たりがないためか、喧嘩を売られたのかと少し焦る。
「"なんであんなこと書いたの。泣いちゃったじゃんか。"」
「へ？」
駅で別れたときに渡したルーズリーフにはそんなことは書いてないはず。
的外れのことを言われ、間抜けな声が出る。
「"Aへ。
俺の大事な大事なA。今日会ったばっかで正直慣れない会話がこんなに続くと思ってなかったわ！
そんでも、素直だし話してて楽しいしもう大好きだわ。
色々と大胆なことしちまって悪い！！
とりま、一線越えたってことで。
んまぁ、ずっと前から憧れてたし、なんていうか好きだった。今も大好きだけどなw
ふろーむ、キヨ。
って書いてあってさ。私って涙腺緩いのかな。"」
「…そんな大したこと書いてねぇけどな。」
改めて声に出して読まれると恥ずかしいというかむず痒い。
最初とは比べ物にならないくらいに可愛い反応で早く会いたい衝動にかられる。
昨日会って今日また一時さよならして、なんだか忙しかったが夢のような時間だった。
「"…ふふ、でも嬉しかった。キヨに会うために実況録るからまた後で電話する。
だいすき。"」
ﾌﾟﾂﾘ
「…なんだよ、可愛いじゃねぇかバカ。」
こうやって惚気てしまっているのは恋煩いか？
Aが録るなら俺も録ろうかな。
パソコンを起動させ、ゲーム機のスイッチを入れる。
ついでにT*itterも開く。この幸せを言わないと収まらない気がしてしまって。
「…ちょー幸せだった。」
今までも、これからも。
離れてる君に。
実況というものが生き甲斐の私にか降りかかった幸せのまじない。
キヨという存在。
これからも、画面の中では性別不明(仮)だけど君の前では甘えてしまうかもしれない。
それでも―――――――
fin
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霜田 - 誰も言ってないようだから言いますけど名前表記おかしいです。1度確認してから投稿とかできればそうして頂けると嬉しいです。 (2017年8月14日 17時) (
レス) id: 34b277b443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずぽんぬ | 作成日時：2017年4月2日 23時
