実況41 ページ41
Side.キヨ
かわいい。
「…かわいい。」
「は?冗談やめてよね。」(笑)
そう言って口元を腕で隠す。
それを俺は自身の腕で阻止する。
「もっと、見して。」
「…じゃあ、キヨの名前教えてよ。」
交換条件を出し、少し睨んでくる柳。
「俺の名前は、清川拓也。なんか慣れねぇからキヨで呼んでよ。」
俺の名前を言うと、柳はあっさり腕を退かした。
俺ばっかりじゃズルいかもしれないが、聞いてみることにした。
「…柳の名前、おしえて。」
「…バカ清川。お願いばっかで狡い。私のお願いも聞いてよね。」
ムスッとした顔で言い張る柳は、子供のようで、でもいろんな表情をしていて。
会えたからこそ、こんな風に話だってできた。
嬉しくてお願いくらいなら聞いてあげよう。
「…わかった。じゃあ教えて。」
「…A、A。
どうとでも呼んでいいけど慣れないから柳の方がいい、かな。」
少し沈黙が走るが、向かい合っているためか目があってしまう。
目があったとき、マスクで見れなかったが今は見える。笑ってくれた。
「…ふふ、ね、キヨ?」
「…?あ、おねがいのこと?」
聞くと、もちろん。とかえされた。
笑っている顔の裏には何を企んでいるかが俺にはさっぱりだった。
「うん。あのね、今日泊めてほしいんだけど…だめ、かな?」
無意識なのか、若干上目遣いで見てくる。破壊力やば。
とりあえず了承しておいたが、トイレへ駆け込む。
*
こんにちは!ここまで閲覧いただきありがとうございます!
先日ついに一日で126hitいきましたぁぁ!!
ほんとに些細なことですが嬉しすぎてもうありがたいです!
お気に入りも現在18人なさってくれて感謝感謝です:D
これからも、どうぞ!では!!
31人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霜田 - 誰も言ってないようだから言いますけど名前表記おかしいです。1度確認してから投稿とかできればそうして頂けると嬉しいです。 (2017年8月14日 17時) (レス) id: 34b277b443 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆずぽんぬ | 作成日時:2017年4月2日 23時