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実況29 ページ29

どうも、AAです。

又の名を柳と申します。




本日行われる超会議に出るため、わざわざトウキョウまできた。

片道切符ではあるが、乗り換えをしながらここまで来た。
楽しみな気持ちと不安な気持ちが混ざり合い変な気分なのだ。



会場の前では、時間前だということもあればまだ人も少ない。

マスクをして、黒縁のメガネをしてニット帽を深くかぶり直す。



入り口を探そうと、リュックを背負い直すも人の視線が気になって体が動かない。

早足である都会人(あくまで個人談)にキッと睨みつけられ怯える。



やばい、どうしよう。


そう思い、スマホの電源を入れ電話帳のところまで指を滑らせる。


見慣れた名前の"キヨ"という名前をタップする。
ここ数日は彼と会話はしていないものの、一ヶ月ほど前の緊張感もなくなった。

すぐにコールが始まる。




「"もしもし?おひさー?"」

「あっ、もしもし。柳、だけど。」


出たときの久々のキヨの声にどこかホッとする。

電話越しに現在の状態を伝えると、爆笑される。他のメンバーだと思わしき人の笑い声も聞こえた。


「"まじかよ。じゃあ俺迎えに行ってやっからそこで待ってろ。



って言いたいけどどこ?"」(笑)

「え、えと、看板が見える。○○って書いてある、けど。」


伝えると、奥から西の入り口じゃね?とのお声が。


「"おけおけ、じゃ、行くから迷子になんなよ。"」
「うん。」


プツリと切れた電話にとりあえずも安心する。


私、やっていけるかな。
とりあえず、近くにあるベンチに座る。









 









「…もしかして、柳さんですか?」
「…へっ?」


地面のコンクリートを眺めてキヨを待っていると女性二人組がいた。

それも、私の知らない人。


見た感じ高校生くらいで如何にもJKやってます。というような可愛さであった。

しかし見覚えがなければ、自分のことを何故か知られている。



「え、えと。どちら様で?」


「…っあ、人違いじゃない?やっぱ、皆もう入ってるって。」
「だ、だよね。すみません。」



困った顔をした。
ここは、どうするべきか。


流石に、後から会うから言ってもいい、よね。



「え、と柳です。ゲーム枠で来たんですけど入るとこわかんなくって、あはは。」

苦笑いで見つめ返すと、二人は何故か固まりこちらをじっと見た。


「あ、あの?」









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霜田 - 誰も言ってないようだから言いますけど名前表記おかしいです。1度確認してから投稿とかできればそうして頂けると嬉しいです。 (2017年8月14日 17時) (レス) id: 34b277b443 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずぽんぬ | 作成日時:2017年4月2日 23時

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