第14話:入学準備 ページ16
あれからアイリスに連れられて一緒に部屋に戻った。お母さんはカンカンに怒っていたけれど、アイリスが一緒に謝ってくれて何とか許してもらえた。お父さんとはまだ気まずくて話せなかったから、先にお風呂を済ませてから一人でご飯を食べた。
翌日、
魔法学校には初等部、中等部、高等部があり、それぞれ3年の年月をかけて技術を磨くことができる。3つの地域すべての
「オリヴィアちゃん、君の噂は聞いているよ。私たちの学校でぜひ最高の魔法使いになってね!」
「うん、頑張る。よろしくお願いします。」
最後に職員さんが私の前に進み出てきて、握手を求められる。その手を軽く握り返して言葉を返した。
昨日決心したのだから、もう自分の
職員さんが帰った後、お母さんは仕事があったので乳母さん、メイドさんと一緒に、学校生活に必要なものを買い揃えに行った。
寮生活で必要な服や退屈な時に読む本、空き時間に食べるお菓子。魔法学校で着る制服、授業で使う呪文集、魔法を補助する道具、空を飛ぶのを補助してくれる初心者用の箒、そして自分専用の杖。
職員さんが持ってきたリストと買ったものを照らし合わせながら、足りないものがないのを確認した後、自室に戻って買ったものをケースに詰め込む。
ちなみにこのケースも魔法道具で、どんな量の荷物も入り、魔力を持つものなら取り出したいものを任意で取り出せるようになっているため大きな荷物にはならないし、一人でも十分持てる重さである。
「……よし、準備は大体終わったかな。」
全部まとめ終わって、ソファに座り一息つく。この数日間で本当にいろいろなことがあった。ひとつ心残りと言えるのは未だにルーファスと話せていないこと。
魔法学校の入学式は春先なので、今から数えると大体二週間後くらいになる。
旅立つ前に何とか彼と話す機会があればいいのだが。
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えるふぃ(プロフ) - ゆいな♪さん» ゆいな♪さん、ストーリーをお褒め頂きありがとうございます(*´ω`*) 描写頑張った甲斐があります!これからもっともっと引き込んで行けるように頑張りますね!応援ありがとうございます! (2019年8月24日 23時) (レス) id: 2cfa1564f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな♪(プロフ) - あわわ、す、すごいです!ストーリも分かりやすいので、凄い引き込まれます!更新頑張ってください! (2019年8月16日 13時) (レス) id: 0214723abe (このIDを非表示/違反報告)
えるふぃ(プロフ) - ぽむぽむぽあろさん» ぽむぽむぽあろさん、ありがとうございます!そんな風に褒めてくださって嬉しいです!読み手に情景が伝わるように書くのが目標だったので(*´ω`*) 夏休みに入ったら更新速度上げられるように頑張ります!応援ありがとうございます! (2019年7月30日 22時) (レス) id: 2cfa1564f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむぽむぽあろ(プロフ) - 設定がしっかりしてるので、お話の内容がアニメーションになって頭の中に浮かびます。とても面白くて好きです。もっと伸びてておかしくないと思うので更新頑張ってください! (2019年7月30日 12時) (レス) id: b97deb3170 (このIDを非表示/違反報告)
えるふぃ(プロフ) - ちょこころねさん» ちょこころねさん、はじめまして!世界観とキャラの設定は一番力を入れたところなので、そこを褒められるとめっちゃ嬉しいです!文章長いのに一気読み、おつかれさまです!ちょこちょこ更新するのでよろしくお願いします! (2019年1月18日 10時) (レス) id: 2df896d132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えるふぃ | 作成日時:2018年9月23日 21時