In the storm 4

197 Juri side ページ47

Juri side







ジェシーがAに用意した服は
胸が深めに開いてて
超ミニのスカート







「なんでサンタなのに猫耳なの」




それとふわふわの猫耳





まあA、胸はないんだけどさ
スカートから伸びる足はキレイで

何より顔を赤くして怒る姿が可愛い





…Aのこと、見守るって決めたのにこんなのは反則だ




ジェシー「今日くらい特別にいいでしょ」





特別ね

俺にとっても今日だけ特別

そういう事にしておこう





北斗「A嫌だったら着替えていいよ」



「本当？」



北斗「その代わり俺も着ない」




「それ北斗がサンタ着たくないだけじゃん！」



ジェシー「はいはい、じゃ皆も着がえて」




「私が着てるんだから北斗もちゃんと着てよね」



高地「Aちゃんでさえイタズラされてんだから俺ら嫌な予感しかしねぇんだけど」



北斗「ミニスカとかじゃねえよな？」


高地「俺、北斗のゴツゴツの生脚見たくねえよ」



樹「誰も男の生脚なんて興味ねえよな」





ジェシーが1人ずつ紙袋を配ってる間
Aがちょこんと隣に立って
俺にしか聞こえないように話しかける




「樹、大我と慎太郎は？」



気になるのは、大我？




樹「きょもが寝坊したから慎太郎はきょも待ってから来るって」




「寝坊？私ちゃんと起こしたのに」




樹「起こしてあげたの？」





「も、モーニングコールでね！」




モーニングコールくらい意識する事でもないのに
急に挙動不審になるから
相変わらずお前はわかりやすいな



これは何かあったんだな…




なんて思ってもそんな野暮なことは聞かないよ


また、俺は気づかないふりをしてあげるんだ





守るって決めた俺が
傷つける事なんてしないよ



今日は何もなく1日楽しく過ごせると良いね




お前が笑顔でいられるように
サンタさんにでもお願いしようかな





慎太郎「おじゃましまぁぁぁす！」


大我「おじゃまします」



ジェシー「はいこれ着て！」


大我「なに？早くない？」




さあ、今日も賑やかになりそう






.

198 Your side→←196

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す