In the storm 4

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「大我の…お母さんが…？」









お前は青ざめた顔で俺を見た









いやいや縁起でもない顔すんじゃねえよ

生きてるっつーの





あの日、俺が遅れた理由






お母ちゃんが倒れた








そう、連絡が入った






ただの疲労だったんだけどさ




父と母の俺の3人家族、忙しい両親


お父ちゃんはすぐに病院に来れなくて

正直一人じゃ不安だった俺に
ずっと付き添ってくれたのが、カスミ




倒れた時に打ち所が悪かったみたいで
足を骨折したお母ちゃんはそのまま入院で
着替えやら何やら準備までカスミが手伝ってくれた








「何も知らなかった…」





仕方ないよ、言ってないもん





だけど俺は死ぬほど後悔したんだ







"ごめん、行けなくなった"





そう一言だけ告げた、あの時の俺に








大我「家に帰ってから説明したらいいって、そう安易に考えてた」





「そんな大変な時に私の事なんか二の次で当たり前だし、大我は間違ってない」






違うんだよ





なかなかゆっくり家にいる事のない2人だけど

だからって俺は仕事を頑張ってる両親を応援しているし2人のことが大事だし好きだ






でも、やっぱり1人の家は少し寂しくて





温かいお前ん家に憧れを感じていたし
何より居心地がよかったからね


いつも甘えて入り浸ってたんだけど





勉強したりおかし食べたりゲームしたり無言で漫画読んだりコンビニまで歩いたり家まで競争したりおかずの取り合いしたり




何でもない出来事だけど




隣にはいつも笑顔のお前がいて
そんな笑顔のお前に、俺も笑顔になって




寂しさなんか忘れて



お前の笑顔に救われてた




いつのまにか笑顔のお前に惹かれていた







その笑顔奪ったのが






自分自身なんて許せないでしょ









何度も何度も後悔したんだ






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