171 Your side ページ21
Your side
布団から出たくない、そんな季節がやってきた
布団の中で何度もコロコロと転がりながら
重たい瞼をあけて布団を退ける
少しぶかぶかのセーター
お姉ちゃんからもらったマフラーを巻いて
駅までの道を歩いた
後ろから軽くマフラーを引っ張られる
サラサラのシルバーの髪が
なんだか冬に似合って見える
風磨「おはよ、おちびちゃん」
「ちびじゃないし、苦しい」
風磨の手をパシッと叩くと
イテェ!折れた!なんて大袈裟に痛がった
風磨「最近どうよ」
ほんとはちゃんと気にかけてくれてるくせに
照れ隠しなのか雑な質問の仕方も風磨らしい
「順調って言いたいところだけど…」
あれから特に進展も後転もしてなくて
何も変わらない日常が続いている
風磨「今年のクリスマスも独り身ってことね、おつかれ〜」
私のマフラーをキュキュっと器用にリボン風に結んで
風磨「私がプレゼント♡つって
まあ誰にあげるか決まってねえ奴はプレゼント、あげようがねえな」
そう言って風磨は眉間にシワを寄せて目を細めて、いつものように私の髪をくしゃっと撫でて
風磨「ほら、電車乗り遅れるぞ」
と、また駅までの道を進む
「クリスマス…か」
白い息とともに消えていくのは私の小さな声
瞳も彼氏と過ごすだろうし…
って事はさ
ジェシー「party!party!」
樹「発音いいな(笑)」
「ね、どうせクリスマス当日みんな暇でしょ?」
昼休みの屋上
皆んなでクリスマスパーティーをしようと提案したのは私
ジェシーと慎太郎と樹は予想通りのっかってくれて
高地くんは
高地「クリスマスまでこいつらと一緒か…」
肩を落としながら半分諦めモード
断ると思ってた北斗も
北斗「コンビニでサンタの帽子被って接客するよかマシだな」
なんて言ってる
残すは大我だけど
大我は1人何も言わずフェンスにもたれている
どうしたんだろ
ジェシーと慎太郎達と一緒に
盛り上がってくれると思ってたのにな
慎太郎「いや北斗、皆でサンタの格好するからな!」
北斗「それ拒否権ねえの?」
ジェシー「拒否権なーし」
樹「Aも着るっしょ?」
「え、うん!着る着る!北斗もね!」
北斗「まじかよ…」
大我が気になりながらも
結局そのまま話しかけられなかった
.
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無名ちゃん(プロフ) - ポップコーンさん» ありがとうございます(^^)なかなか進まない展開で申し訳ないですが、楽しみにしていただけると嬉しいです(^_^) (2018年11月26日 14時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 切なくて切なくてもどかしくてもどかしくて…ここからの展開が楽しみすぎて夜も眠れません! (2018年11月24日 17時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます(^^)そう言ってもらえると励みになります!頑張ります(^^)これからも楽しみにしていただけると嬉しいです (2018年11月20日 13時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - めっっっちゃ面白いです!!最近占ツク見てなかったんですけど、急に占ツク開きまくるようになりました笑笑更新これからも頑張ってくれたら嬉しいです!! (2018年11月17日 23時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無名ちゃん | 作成日時:2018年10月3日 21時