検索窓
今日:33 hit、昨日:23 hit、合計:164,310 hit

153 Taiga side ページ3

Taiga side








朝から心ここに在らずの俺


先生が注意事項みたいなこと
話してるけど


全然頭に入ってこなくて





お前を迎えに行ったら

急に北斗が邪魔してくんじゃ無いの!?



とか心配したり




だって俺だったら絶対やだもん




好きな女が、他の男と抜け出しちゃうなんて







まあ別に、北斗がAのこと
好きかどうか確信があるわけじゃないけど




けど、もしそうだったとしたら








『集合時間には遅れるなよ〜』







点呼を終えて、先生が呼びかける



上の空だった俺の耳にはその言葉だけ急に入り込んできて






「俺ちょっと抜けるね!!!!」






勢いよく立ち上がって

そう一言だけ残して

グループの輪から抜け出した





他の奴らは不思議そうに見てたけど

高地は焦ることもなく俺に手を振った









はあ…






自分でも緊張で顔が引きつってる事がわかるよ






心臓の音がうるさい









お前の後ろ姿を見かけたら
また更にドキドキしちゃってさ





ちょっとは静かにしてくれよ








深く息を吸い込んで








大我「A」








北斗の隣にいるお前に声をかけた









北斗は何も言わない



お前の肩に手を置いて


2回


ポンポンって叩いて樹のところに行く






なに、その余裕




そんな余裕ぶってて、知らないからな






お前に手招きしてこっちに呼び寄せる





大我「北斗たちに言ったの?俺と抜け出すこと」



「ん〜まあ」






煮え切らない態度に
相変わらず俺を見ないお前の視線








大我「あっそ〜」





お前がその気ならさ








今日は俺だけを見てよ!




そんな意味を込めてお前のを取って




大我「じゃーん!」






大きく手を挙げて、しゅっぱーつ!なんて子供みたいにはしゃいでやったんだ






「ねえ!バレたら先生怒られるんだから!目立つことしないで!!」





何度繋いでも慣れないお前の体温に




大我「迷子にならないように、だよ!」







俺の体温も上昇するんだ








いつも北斗に取られちゃうんだから

たまには俺が連れ去ったっていいだろ?







「わかったから、走んないで」







お前との時間はさ


1秒でも惜しいくらい



もうこのまま時間が止まっちゃえばいいって





時計の針が進むたびに思うんだ





大我「とっておきの場所、つれてってあげる」








.

154→←152



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (217 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
508人がお気に入り
設定タグ:松村北斗 , 京本大我 , SixTONES   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

無名ちゃん(プロフ) - ポップコーンさん» ありがとうございます(^^)なかなか進まない展開で申し訳ないですが、楽しみにしていただけると嬉しいです(^_^) (2018年11月26日 14時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 切なくて切なくてもどかしくてもどかしくて…ここからの展開が楽しみすぎて夜も眠れません! (2018年11月24日 17時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます(^^)そう言ってもらえると励みになります!頑張ります(^^)これからも楽しみにしていただけると嬉しいです (2018年11月20日 13時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - めっっっちゃ面白いです!!最近占ツク見てなかったんですけど、急に占ツク開きまくるようになりました笑笑更新これからも頑張ってくれたら嬉しいです!! (2018年11月17日 23時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:無名ちゃん | 作成日時:2018年10月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。