151 Your side ページ1
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「ねえ萩ちゃん、部屋こっちじゃないよ?」
萩谷「ん?ああ、うん。ちょっとだけ話したくて」
きっと明日の事だ
北斗は任せてっていってたけど
それからどうなったのかわかんない
萩ちゃんの事は好きだ
だから喧嘩みたいになってしまうのは嫌だ
部屋とは真逆の非常口の前
少し薄暗い場所に立ち止まると
萩ちゃんはまた昼間みたいに目を逸らさず
真っ直ぐ私を見ている
なんだか自分の迷いを見透かされてるみたいで少し怖くなる
萩谷「昼間ごめんね。せっかく旅行中なのに嫌な雰囲気にさせた」
「へ?」
そんな萩ちゃんに対してまぬけな声が出た
萩谷「なに今の声(笑)」
「謝られるなんて思ってなくて」
萩谷「何想像してたの?笑」
「怒られるのかなあ〜って…」
萩谷「俺、怒ってないよ?
ごめんね、何も知らないのに勝手な事言っちゃって」
「明日抜け出すなんて勝手な事しようとしてるのは私だし、それで迷惑かけちゃうかもしれないし。怒るのも当然かなって」
萩谷「明日さ、京もっちゃんとの大事な用なんでしょ?」
何も知らないっていう萩ちゃんが
何か知っているかの様に聞く
「…北斗に何か言われた?」
萩ちゃんは、ん〜?と少しだけ考えるフリをして
萩谷「内緒」
ニコって笑う
萩谷「でもAの事は何も聞いてないよ?
俺も人の秘密を根掘り葉掘り聞くタイプじゃないし、北斗もペラペラ話すタイプじゃない
それはAが一番よくわかってるか」
「一番、なのかは分かんないけど…」
少なくとも私の知ってる北斗はそんな人じゃない事は確かだ
萩谷「変なとこ、自信ないんだね」
「変なとこって?」
萩谷「一番自信持っていいところなのに」
「萩ちゃんの言ってる事むずかしい」
萩谷「明日もし先生にバレちゃったら上手く誤魔化しといてあげる」
萩谷「また今度、京もっちゃんと一緒に俺たちのバンド見にきてよ?」
「…ありがとう、萩ちゃん」
萩谷「美勇人緊張するだろうな〜!知らない女子とか苦手だし!笑」
「みゅ、ミュート?」
外国の方かな…
萩谷「顕嵐ってのもいるよ」
「アラン!?萩ちゃんのバンドって多国籍な感じなの?」
萩ちゃんの冗談?のおかげで気まずい雰囲気はいつのまにか無くなって
萩谷「だからさ、明日頑張ってね。」
また、背中を押す追い風が吹く
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無名ちゃん(プロフ) - ポップコーンさん» ありがとうございます(^^)なかなか進まない展開で申し訳ないですが、楽しみにしていただけると嬉しいです(^_^) (2018年11月26日 14時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 切なくて切なくてもどかしくてもどかしくて…ここからの展開が楽しみすぎて夜も眠れません! (2018年11月24日 17時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます(^^)そう言ってもらえると励みになります!頑張ります(^^)これからも楽しみにしていただけると嬉しいです (2018年11月20日 13時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - めっっっちゃ面白いです!!最近占ツク見てなかったんですけど、急に占ツク開きまくるようになりました笑笑更新これからも頑張ってくれたら嬉しいです!! (2018年11月17日 23時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無名ちゃん | 作成日時:2018年10月3日 21時