第34話 ページ34
「ちょお、冷たいけどガマンな？」
冷蔵庫で冷えてた冷えピタを貼ってもらうと少し頭が冴えた。
ファットさんこんなことしてる時間なんてないはずなのに、私なんかに…
「ファットガム。さん…」
「ん？どうかしたん？」
あ〜…喉痛いなぁ…
「風邪、伝染ったら大変です、から…も、大丈夫です…ありがとう、ございます、お仕事まだ、あるんでしょう？」
「困ってる人を助けるんが俺の仕事やで、遠慮しなくてええから。安心して寝とき」
かーっ！！
好きな人ほおって置いて仕事行けるわけないやろぐい俺は言えへんのか！？！
言えへんわ！！！！！
Aちゃん、めっちゃ苦しそうやな…
「で、でも、ヒーローは体が基本だし…」
行け俺！！今や！！ここで、ここで俺の気持ちを…！！！
「Aちゃん、！！あ、あんな、俺、ちゃうくて、ヒーローと、してとかやなくて…その、あのな…？」
行ける！あとあと一言やん！！
好きって、2文字やん…！！！！
「Aちゃんの事、好「しゃちょー！お粥出来ましたよー！」
バァンッと勢いよく開かれた扉と声によって自分の声はかき消された。
「え、あの、ファットガムさん、さっきなんて言いました…？」
「いや…なんでもあらへん…」
しゃちょーさんの部下がお粥食べささなあかんからって座っとった位置を譲った。
好き、好きって2文字やん…
2文字なんやけどなぁ〜…それが言えへんから困っとんのよなぁ〜…
「はぁ〜…こないにAちゃんの事好きやのになんで伝わらへんのかなぁ…」
「ッﾞ、ゴホッ!!!、ゲホッ!!!」
「！！、Aちゃん大丈夫か！？」
急にむせたAに考えるのをやめ慌てて立ち上がった。
「ファットガムさん、なかなかやりますね」
「え？」
「うそ、うそ、いやだ…うそだそんなの…あんな素敵な人が私のこと…そうだ…きっと間違いだ…間違えて私の名前を…あぁ、または夢だこれ夢なんだ…夢…？夢にしてはやけに苦しい…」
「俺もしかして口に出とった！？！？！？！」
「ええ、思い切り。早く言わないとしゃちょーどんどん勘違いしますよ。弱ってるときのしゃちょーは誰よりもひねくれ屋ですから。」
「Aちゃん！！！」
「わ、夢の中のファットさんもかっこいい…」
「あぁもう！夢じゃないで！！モノホンの俺や！ファットガムや！！いんや、俺は今ファットガムやあらへんわ。豊満太志郎。」
「おれ、俺はっAちゃんの事むちゃくちゃ好きやねん、せやから…俺と付きおうて…」
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彼岸花 - 夢主が熱を出してる時にこっちまで熱が出そうになりました…ヤバい…本当にヤバい…キュンキュンし過ぎてキュン死にしそうになりました！更新待ってます！！ (2020年3月27日 2時) (
レス) id: 20dc08c091 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - すごく好き！！(直球)更新待ってます！！ (2020年2月15日 15時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - 滅茶苦茶面白くて好きです……！ただ、ごめんなさい……最初タイトル見た時に"ファットガムガチ勢"を"ファットガチムチ"と読んでしま(( (2020年2月8日 22時) (レス) id: a3e985f800 (このIDを非表示/違反報告)
死穢八斎會・ヴィラン最高(プロフ) - すき (2019年12月17日 21時) (レス) id: 88daa40424 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: 8483ab858b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サワークリーム | 作成日時：2018年10月14日 22時
