ヒナちゃんとよこちょ ページ41
「ヒナちゃーん、お野菜ないからサラダ作れん〜」
村「これだけあれば十分やで！めちゃめちゃ美味そうやん。Aが作っとるってすばるに聞いて、毎日焦げとるもん食うとんちゃうか！？思っとったわ」
「失礼ーーー！人並みにはできるもん！」
ガハガハと豪快に笑うヒナちゃん。引っ越す前は練習中で、ヒナちゃん達が遊びに来るの嬉しかったから、その度にいろいろ作って食べてもらってたな。ちょっと失敗した焦げたクッキーとかしょっぱいお味噌汁とかだったけど、3人ともちゃんと美味しいって褒めてくれて。それで料理好きになったということは、なんか悔しいから秘密にしとく。
す「あ！…これは、出さんでええ」
「え？なんで？」
す「ええから！冷蔵庫しまっとけ！」
いい匂いにつられてか、ゲームが一区切りついたのか、おにーちゃんとよこちょもキッチンの方に来た。よこちょはヒナちゃんの隣で、煮込まれてるビーフシチューを見て、ほんま美味そうやん、と呟く。
おにーちゃんは、冷蔵庫前で筑前煮が入ったタッパを持つ私を見つけて、タッパをそのまま冷蔵庫に戻した。も、もしかして美味しくなかったんかな？筑前煮。おにーちゃんの大好物やから、妙ちゃんに作り方習って、何回も練習したのに…ヘコむ。
す「おまっ、なんちゅー顔しとんねん」
「だってー…筑前煮、まずかった？」
す「は？美味いに決まっとるやんけ。俺の楽しみとんなや」
ヘコんでる理由を察したのか、おにーちゃんはニヤリと笑いながら「アイツらには分けてやらん」と2人には聞こえない声で言った。
まずいんじゃなくて、美味しいから独り占めしたいってこと？うれしい！うれしい！うれしい！
「おにーちゃん好き！」
す「なっ/// はずいやんけ！」
横「わーかっこいい♡すばるおにーちゃん♡」
す「ヨコっ！うっさいわ！///」
嬉しくておにーちゃんに抱きつく。いつもはスキンシップとろうとしてくるのはおにーちゃんからなのに、こういうときは恥ずかしがる。さらによこちょにからかわれて、おにーちゃんはガシガシと後頭部の髪をかきながら、照れを誤魔化していた。
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おゆ(プロフ) - Nakamuさん» パスワード解除いたしました！！！お待たせしました！^o^ (2019年6月21日 12時) (
レス) id: 8d8c895fb1 (このIDを非表示/違反報告)
Nakamu(プロフ) - 初めまして、続編のパスワード教えて下さい！！よろしくお願い致しますm(*_ _)m (2019年6月21日 9時) (レス) id: f5561078e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年4月17日 0時
