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裕翔side
お風呂を出て、少し涼んでも、やまの顔は真っ赤。
「ホントにだいじょーぶ？ 熱？」
そういって、額同士をくっつけて、体温を確かめると、やまは顔だけじゃなく、耳と首まで真っ赤になった。
「、、、、、っ！
マジでだいじょぶだから…ちょっと離れてくれない？？」
「ぁ……うん。ごめん。」
「ぃゃ……違くて……ああもぅ！」
「ねえ、やま？ほんとどうしたの？やっぱり今日変だよ？」
「………ぅんっと、だからぁその…
ゆーと、お酒持ってきて？」
「……へ？？…………あ、うん。」
少し情緒不安定になってるやま笑
そんなやまでも可愛いと思えてしまう俺は、もう末期ですか？笑
そんなことを考えながら、やまに言われた通りお酒を持ってくる。
「やま、持ってきたよ？」
「さんきゅ」
ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯ
おお、気持ちのいい飲みっぷり……
ってそうじゃなくて！
「やま！？なにしてんの！」
「んぅ？？お酒飲んだよ」
「いや飲んだよじゃなくて！そんなに飲んだら大変なことになっちゃu……」
！？！？！？！？！？
やまがいきなりキスしてきた！？
えーっと？これはいったい？
「っ、、ゆーと？？」
「はい？」
「、、、、俺のこと好き？？」
「もちろん好きだよ？？」
「どのくらい？」
「世界で一番」
「………っじゃあ、この先のことはいつになったらしてくれるの？？」
「へっ！？」
「だからっ！俺とじゃできないのってきいてんの！」
「え、、、いや、、したいよ？？したいけどさ…」
そう。やまの方からこんなこと言われるとは予想もしてなかったけど、もちろんずっとそういうことはしたいと思ってた。
でも、世界で一番大好きな人だからこそ、世界で一番大切にしたくて。
「したいけどなにっ？」
涙が混じった声でやまに言われて気づく。
大切にしたいっていう気持ちがやまを悲しくさせてたんだ。
「したいよ？
……したいけどさ、やまのことを大切にしたいっていう気持ちの方が強いんだ。」
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作者名：Mizuiro | 作成日時：2020年1月27日 19時
