ハロウィーン03 ページ3
競技場に着くと、早く来ていたのかハリーは貰った箒《ニンバス2000》を悠々と乗り回していた。
マクゴナガルの見立て通り、彼はクィディッチのセンスがあるらしい。
そんなハリーを見てますます上機嫌になったウッドは、ハリーを呼び付けた。
ハリーもこちらに気がついたのか、ウッドの隣にピタリと着陸した。
「おみごと！マクゴナガル先生の言っていた意味がわかった。君はまさに生まれつきの才能がある！
...今夜は二人にルールを教えよう。それから週三回チーム練習に参加だ」
週三回...ますますハーマイオニーとの時間が無くなると思いつつも、クィディッチが出来るワクワク感もある。
セレナは素直に喜べなかったが一つ頷いた。
ウッドがクィディッチの説明をしていく中、クィディッチを知らないハリーは彼の言った言葉を反復しながら覚えようとしていた。
チェイサーに、キーパー...ロンの双子の兄たちのポジションでもあるビーター、そしてシーカー。
一通り話し終えたウッドは質問はあるかとハリーとセレナに聞いたが、二人は首を横に振った。
その事に満足そうに笑ったウッドは、クィディッチの道具を木箱に仕舞って、代わりにゴルフボールを取り出した。
金のスニッチの代わりに使うようだ。
ウッドの指示に従って、ハリーとセレナはニンバス2000に乗って飛んだ。
「僕がこれから投げるボールをキャッチしてくれ！まずは、ポッターから！」
「はいっ！」
ウッドのあらゆる方向に投げるボールに、ハリーは素早くキャッチしていく。
一つもボールを逃さないハリーにウッドは満足そうだ。
「次、ウィンクルム！」
「はいっ！」
段々と夜が深くなるにつれボールの姿が見えなくなっていくそんな中、セレナはハリーの動きと打って変わって、アクロバットな動きを見せた。
器用に箒を操る様はまるで舞っているようにも見え、ハリーは妖精が舞ってるのかと錯覚する程だった。
三十分の練習を終え、ウッドは二人が一球も逃さなかったことに満足そうな笑みを浮かべた。
「ポッター、ウィンクルム。君たちはチャーリーより上手くなるかもしれないな。チャーリーだってドラゴンを追っかける仕事を始めなかったら、今頃イギリスのナショナル・チームでプレーしてたろうに」
残念がるウッドに、セレナはウッドのクィディッチ愛の高さに苦笑した。
けれど、その期待に応えたいとも純粋に思える人だった。
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レン(プロフ) - pecoさん» pecoさん、コメントありがとうございます！夢主ちゃんには暗躍してもらって笑この長年続く因縁に決着つけて頂きますので、これからも夢主共々この作品をよろしくお願いします (2022年11月21日 20時) (
レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
peco(プロフ) - マルフォイ可愛いくて大好きです！夢主ちゃんにはぜひスリザリンとの溝脇を埋めて欲しいです！更新楽しみにしてます！ (2022年11月21日 19時) (レス) @page40 id: 513ec929f7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - チーズバーガーをチーズぬきで！？さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新遅めですが、楽しんで頂けたらと思います！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: b7c954aa2e (このIDを非表示/違反報告)
チーズバーガーをチーズぬきで！？ - セブルスが親だったら確かに厳しく育てられそうなイメージがあります。あっ、最近見始めました。ハリー大好きなので、ハリー落ち嬉しいです！今後の展開、ワクワクします(*^O^*) (2022年10月13日 18時) (レス) id: 658ba4281a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2022年9月4日 21時
