同担拒否ガチ恋勢【五条悟】 (ページ10)

今日:24 hit、昨日:2 hit、合計:217,119 hit

〇ページ10

:

マネージャー｢五条さんごめんね、迷惑ばかりかけられてほんと困るよね｣

マネージャー｢次はないからね星ノ宮さん｣

『あのなぁ、お前ら』

マネージャー｢｢？？？｣｣

明らかに顔を顰め、不機嫌な五条…対して知らず知らず言葉を出すマネージャー達に呆れながら五条は続けて言葉を生み出す

『……星ノ宮Aのスケジュール…知ってるか？』

マネージャー｢え｣

『マネージャーなら回ってくるだろ、共演者のスケジュール…俺にも回ってきたけど見てないの？』

マネージャー｢……あ、いやその｣

『だろうな、ここは東京の撮影場、星ノ宮Aがさっき撮影していたのは静岡だ

すぐに移動できない距離から来てくれてんだぞ
いくら撮影が早く終わったとしてもすぐに来れないだろ…だからディレクター達はあまり攻めなかった…

元々遅刻するような人じゃないことぐらい共演したことない俺でもわかる

たった1人の女優のスケジュールを確認できてない分際で文句を言うのは違ぇんじゃねぇんすか？』

正論嫌いな五条でも、さすがのマネージャー達には腹が立った様子、五条の言葉に続けて周りもそんな事を言いたげな雰囲気を作っていた

マネージャー｢……あ、えと、確認不足でした｣

マネージャー｢えと、その星ノ宮さんこちらへ｣

謝罪の言葉もなしに逃げるよう立ち去ろうとするマネージャはAを誘導してすぐさまマネージャー達は裏部屋へ

シーンとなってしまった現場でいち早く言葉を出したのはAだった

A｢遅れてごめんなさい、改めまして星ノ宮Aです、私のミスでこんなことになってしまっているのは確かです、申し訳ございませんでした

どうかこれ以上あまり気を病まないで頂けたら嬉しいです…遅刻してきた分際でこんなことを言うのもあれですが。今日はよろしくお願い致します｣

真面目な彼女は改めて頭を下げ現場の人達に謝罪する

そんな彼女の言葉にみんなは気を取り直して、いつもの雰囲気を出し始めた

『よろしく…』

A｢はい！よろしくお願いします｣

そして五条とAも初対面ながら軽く挨拶をしたのだった