同担拒否ガチ恋勢【五条悟】 (ページ44)

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五条side

「……？……！？？Aちゃん？」

『…………ごじょ、、う……さん』

仕事終わり、俺はタクシーを拾って帰ろうと事務所を後にしたら、道端でずぶ濡れのAを発見した。

それに思わず俺は駆けつけ自分の上着をAにかける。この時期冷えるのに何があったんだ？

俺は気になりAを問いつめた

『……ぁ……えと……これは私のドジで』

「ならなんで俺の目を見て言わないの？Aちゃんいつも会話する時人の目を見てるよね」

『……ごめんなさい』

……くそ、…謝らせたいわけじゃねーのに。一体何があったんだ？というかこっちに用事でもあったのかよ

言ってくれたら良かったのに……

そう思っているがここで誰かに見られると色々俺もAもやばいから人気の無い場所へ移動した

「どしたの？」

『………………』

「俺には言えない？」

『……えと』

「……………………もしかして嫌がらせでもされたの？」

じゃなきゃ言わないもんな。自分で水浴びたとしたらなんでこんなに口を開かないのかが気になる

『………………はい』

「だれ？いつやられた？」

『…………誰かは分かりません…仕事帰りそちらのマネージャーに呼ばれ、お伺うと後ろから何者かに水をかけられてこの有様で…ずぶ濡れのまま事務所に入るのもあれで困ってたんですけど……私のせいで迷惑かけたくなくて…

仕事帰りなのにごめんなさい…』

なるほどね…

その嫌がらせの犯人は今の所心当たりないけど、こんなことされてるのに謝るなんてAの心はどーなってんの。

ちょっとは文句言ったらいいのに

「気にしなくていい、まぁこのままだと風邪ひいてしまうし俺ん家近いからおいで」

『へ！？……いや……ていうか上着濡れちゃいますっ』

「いいの……風邪ひかれる方が困る……な？」

『…す、すみません………ありがとうございます』

「ん……ほらおいで」

遠慮ながらも俺が羽織らせた上着をぎゅっと掴んで歩き始めるA……なんかこんな時にゴメンなんだけど

すげぇ可愛い！！！あのAが俺の服来てるんだぞ？？(※彼は自分で着せております)

最高かよ……

なんて思いながら家へ向かった