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五条「……らしくないミスだな、どした?」
『……いやすみません……』
五条「…ヒロインのセリフが多いから間違えるのは分かる、でもあんまり無理すんなよ」
『ありがとうございます』
次の出番だった五条は、Aのミスにより少し手間取ってしまっている、共演はしたことないが噂によると基本的にAは1発でOK貰うほどの実力者
噛むことは多少あるがセリフを間違えるほどのミスはあまりしない、だからほかの共演者たちも不審な様子
甚爾「……星ノ宮」
『!……甚爾さん?』
甚爾「……らしくないな…」
『……すみません』
五条「おい、もういいだろ」
甚爾「別に攻めてねぇだろ、とりあえずここだけはクリアしねぇと何も進まねぇし台本ちゃんと見とけ」
『はい……』
じゃあ俺も準備あるから戻るわ、と手をひらひらさせて退場していく伏黒甚爾に五条は嫌そうな顔をするが
Aは目をキリッとさせて深呼吸をする、そんな仕草を見ていた五条は
五条「(何しても可愛いな……)」
オタク心も忘れずにAを見つめていた
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監督「今日はここまでだね〜…あとAちゃん、さっきのシーンはチョベリグ!」
『ちょ?』
監督「特に五条くんとのシーンは完璧!!」
『なっ!?あれは恥ずかしかったです』
いきなり話の話題にされたAは分かりやすく頬を赤く染めた
監督「うん、すれ違うシーンなのにリアルに頬を赤めてくれるからリアルだよ!!」
『……褒め言葉として受け取りますね』
釘崎「……ウブね…ほら行くわよ」
『!はい……では監督、ありがとうございました』
監督「はーいまた明日」
ぺこりと頭を下げAは監督がいる場を離れて釘崎の元へ駆けつけた
釘崎「…大丈夫?」
『平気!次はミスしないよ』
釘崎「ふふ、あんまり無理しちゃダメよ、明日は午後からだからしっかり休みなさい」
『わかった、ありがとう野薔薇ちゃん、でも野薔薇ちゃんだって無理したらダメだよ?』
釘崎「……そうね、あ、そうそう五条とのシーンさ」
『あああっ、!もう言わないで!!』
釘崎「え〜可愛かったじゃん……今回のヒロインさ、あんたみたいな性格だし」
『私そんな女の子っぽくない』
釘崎「よく言うわよ……ほんと」
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伏黒甚爾
・恵の父
・ヒモ男なのでたまにしか撮影に来ない気分屋
・Aと共演は何回かある
・五条とはまぁまぁ仲悪い
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あみてぃー*(プロフ) - 作者様まじで天才ですよね・・・(スミマセンこれからも応援しています!! (2021年4月1日 10時) (レス) id: 44dafb3df2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの | 作成日時:2021年4月1日 8時