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元気そうだけど、どこかで疲れてそうな恵くん…
私の休みの日に合わせてくれたから忙しかったんじゃ…?
昔から優しい子だったし、断れないタイプだったりする?申し訳ないよ、子供に気を遣わせるなんて
伏黒「……Aさん?」
『え、あ、ごめん……えーと、とりあえずどこか行こうか?行きたい所ある?』
伏黒「え、と……ゆっくりお話ができるならどこでも…大丈夫です」
お話か……ならゆっくりできるカフェとかファミレスの方がいいよね……
あまりここで立ち話もあれだし、恵くん私が来るよりもっと早く来てそうだったから迷ってる暇はない
『わかった、着いておいで』
伏黒「は、はい」
『……ふふっ……昔みたいに敬語じゃなくてタメ口でいいんだよ?聞いているのは私だけだし』
伏黒「…っ………わかった敬語外す」
『素直でよろしい……行こうか』
私は恵くんと一緒におすすめのカフェに向かった
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『……………うーんうん、聞いた私が馬鹿だったかな、どうしよう物凄く変な感じ』
伏黒「は、話さない方が良かったか?」
『全然!話してくれてありがとねーなんかの質問に答えられた感じで君の話聞けなかったけど』
伏黒「いや、俺は別にAさんと久しぶりに話せたから平気だ」
何この子、可愛いこと言うな…
あれから私達はカフェでのんびりと雑談をしていたけど、いつの間にか恵くんが通ってる高校生活の話が悟さんの話になっていた……別に悪口じゃない
私と恵くんの共通の話だし…それになんと私と恵くんが昔住んでいたアパートの時…
既に悟さんは私のことを知っていたみたいだ…
一目惚れ……された理由は知らんけど、私の事知っているならなおさらか……
『まぁでも…悟さんのこと知れてよかったかな…楽しそうでなにより』
伏黒「……?五条さんのこと好いてないのに?」
『……………』(汗)
いや、確かに!!!
嫌いなんだけど嫌いじゃない…うーんなんて言えばいいんだろう
『言い訳聞いてくれる?』
伏黒「まぁ、どうぞ」
『……私は、浮気した悟さんが嫌いなんだけど悟さんは好きなんだよね、分かって?』
伏黒「…………つまり、浮気してなかったら五条さんの事が好きってことか?」
『うん』
伏黒「…でもそれって当たり前だよな?」
『……アーアハハ……デスヨネ』
いや普通に正論だわ…
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作者名:なの | 作成日時:2021年1月2日 1時