story78 ページ9
Aside
夜の医局で1人。
今日の、富澤さんとの会話を思い出してた。
『カチャッ』
「お疲れ様。」
横「お疲れ様〜。A、今日やけに化粧濃いじゃん。なんかあるの?」
「いや、ただ明るくいようと思って。
紗代さんに対しても、
富澤さんに対しても、
笑顔でいなきゃ、と思ってね。
そのためには、あかりみたいにならないとw」
横「今度、教えてあげるよ。A、髪をどうにかしたら、もっと可愛くなる!」
「え〜!?でも、あかりみたいにボワボワにしないでよー。」
横「これは、ボワボワじゃなくて編み込み。」
「いやそれ、ボワボワでしょ。」
横「緋山先生のも、冴島さんの髪型もいいよね〜。一つ結びでヒョロっとしてるのは、Aと白石先生だけだよ。」
「ヒョロっとって、余計よ。これの方が落ち着くし、ボワボワって邪魔にならない?」
横「ボワボワも余計!」
“ICU にて”
「あっ、岩田さん。富澤さん、寝ました?」
岩「はい。」
「少し、昨日のことについてお話させてください。こちらへどうぞ。」
「富澤さんは、吐血してショック状態でした。」
岩「未知、結婚式まで持ちますか………?」
「難しいですが………、でも富澤さんなら大丈夫だと思います。統計上を超えて、絶対生きる。私は、そう信じてます。
それに、初療室で富澤さんが私にこう言ったんです。
岩田さんが、結婚式のガイドブックを一緒に買いに行ってくれて、なんで来てくれたの?、って聞いたら、『だってこの本重いだろ』って。
それ、富澤さんがすごく嬉しかったそうです。
『重いものがあれば、それを持ってやるのは自分だって。これから先の人生、彼はそんな風に私を愛してくれるんだって、思えた。』
って言ってました。
富澤さんから聞いたと思うんですけど、私は今喧嘩中なんです。だから、色々な想いがリンクして。
私から、一方的に想いを伝えました。
届いたかは分からないけど、富澤さんのおかげです。
だから、富澤さんも結婚式を迎えます。
私は、そう信じてます。
だって、富澤さんだから。」
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まっちゃん(プロフ) - shizunoさん» ご感想ありがとうございます!とても、嬉しいです!!できるだけ、休日で更新頑張りますので、4章を楽しみにしていただけたら嬉しいです! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
shizuno(プロフ) - この作品大好きです!4楽しみにしてます! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 21f7dd5f90 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - みくさん» 忘れていました!すみません。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ´・ω・さん» すみません!忘れてました! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - オリフラ外さなくていいんですか? (2018年9月9日 12時) (レス) id: 5382e69d92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃん | 作成日時:2018年9月8日 22時