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story71 ページ2

Aside

『アラートレット アラートレット』

院内に、響き渡っている。今日は、白石先生と灰谷先生だったよね。









初療室へ着く。

白「肺損傷で気道内出血してる。」

緋「血液吸引して。」

雪「はい。」









さっきの患者さんは、富澤 未知さん。

ICUに、運ばれている。

「富澤さん、目が覚めましたか。」

富「はい………。」

気づけば、目を覚ましていた。

「怪我は、骨折と肺損傷でした。」

富「ああ、はい。」

「骨折は、治るのに8週から10週かかると思います。リハビリは、再来週からです。」

すると、灰谷先生がこっちにきた。

灰「A先生、このCTもう1回見てもらえる!?」

すると、肺のあちらこちらに白い影が。

富「結構写ってるでしょ。 スキルス性胃がん、ステージIV。色々試したけど、効果なし。おまけに、私は、人生最後の旅行にも行かせてもらえないらしいわ。」

「あの、恋人か誰かと?」

富「結婚まで行ってたんだけどね〜。支えられなくなったらしいわ。


あなた、結婚は?若そうだもんね。」

「一応………してます………。」

富「そう。一応って、よく分からないからまた聞かせて。」

「あの、今どちらの病院に?」

富「急性期病院だもんね。安心して。もうすぐ、私は死ぬから。」

なんて声をかけていいのか、分からず

黙り込んでしまった。

富「ごめんなさい、困らせた?」

「いえ。とりあえず、様子を見ます。」

富「ありがとう。」









“医局 にて”

「お疲れ様です。」

白「お疲れ様。富澤さん、どうだった?」

「スキルス性胃がんの、ステージIVらしいです。結婚も、その病気のせいで……。」

白「そっか………。担当、変わろうか?」

「いえ、大丈夫です。」









そして、ご両親がおとずれていた。

「ご連絡するのは、ご両親の方だけでよろしいですか?」

父「ああ、はい。」

母「彰生くんは?知らせた方が………。」

その方は、婚約者だった方かな。

父「今さら、やめておこう。」

「ご両親の方だけで、よろしいですか?」

母「お願いします。」



やっぱり、感情移入し過ぎかな。


私まで、心が痛くなる。


何故だろう。

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作品ジャンル:恋愛
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まっちゃん(プロフ) - shizunoさん» ご感想ありがとうございます!とても、嬉しいです!!できるだけ、休日で更新頑張りますので、4章を楽しみにしていただけたら嬉しいです! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
shizuno(プロフ) - この作品大好きです!4楽しみにしてます! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 21f7dd5f90 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - みくさん» 忘れていました!すみません。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ´・ω・さん» すみません!忘れてました! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - オリフラ外さなくていいんですか? (2018年9月9日 12時) (レス) id: 5382e69d92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まっちゃん | 作成日時:2018年9月8日 22時

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