キャンパス [ O.S ] (ページ18)

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家ページ18

エレベーターから足を踏み出す

見たところドアは高級感漂うフカフカの絨毯を
あるいてすぐの1つしかない。

えっ？

こんなに広いフロアが一戸？

うそでしょ。

その事実にあんぐりする。

大野さんは、そのドアで、立ち止まってじーっと扉を見たかと思うと、かちゃっと言う音がして鍵が解除される

えっ、なんかしたっけ？今・・・

とだだ唖然としていると

全て見透かしたように｢これね、なんやか目で俺って認証して開くの｣

ってなんでもないように言った。

｢いやいや、それ最新ですよ！！｣

それに対して｢んふふ｣と大野さんが笑いながら、私の手を取って｢入ってー｣って可愛らしく言う。

ホワッとしたその空気とふにゃっと笑う笑顔にドキッとする

｢おぉっお邪魔します。｣

｢ふふ、どうぞー？笑｣

ペタペタと裸足で歩く大野さんの後をおって部屋に入ると

もーーー、びっくりした。

｢ぅっわっ！｣

白と黒に統一されたシンプルな部屋。

目の前には美しいパノラマ。

あとは、ありえないくらい大きいテレビ。

こんな部屋、ドラマとか映画の世界でしかないと思ってた。

感激なのかなんなのか分からないようなテンションでじーっと目の前の景色を眺めてると

｢とりあえず、こっちおいで｣と大野くんがポンポンとソファーの隣を叩いてる