毒林檎[実況者]

十二口目 ページ14

目が覚めると、とんでもない頭痛が響いた
______いてぇ

頭痛を治めようと薬を取ろうとてを伸ばすが、ガタンっとなにかが落ちる音がする
薬ではない、重い音
俺はここに重い物などおいた覚えはないが…


よく見れば俺の腕にはさまざまなチューブがついている


こ｢よぉ、起きたかよ｣

聞きなれた声が聞こえた
言葉を発そうにも声がでない


キ｢ ｣

こ｢喋んなくていいよ
そこにペンと紙があるだろ？それで書いてくれ｣


誰がお前の言いなりになんてなるかと言おうにも、声がでないことにはかわりがない
渋々ながらも紙に文字を綴っていく


__薬を、どこへやった


頭が割れそうに痛いのだ。
薬がないとこの頭痛は治らない


こ｢今持ってきた、飲めよ。｣

ぽいっと渡されたそれを、俺は水無しで飲み込んだ
…なんだこれ


こ｢いつもの薬とはちげーぞ。それはちゃんとした病院の薬だ。おら、水飲め｣

俺は言われるがままに水を飲む
やはり、この薬はすぐには効かない


_____あの薬はどこやった


こ｢捨てたに決まってんだろ。あんな危ないもん｣

殴ってやろうと拳を振りかざすが、チューブが邪魔をした


そんな俺を見て、こーすけは態勢をたてなおし、指をくむ
目の色は変わっていた




こ｢さ、色々なもの、収めるとこにおさめてこうか。平和的に、ね。｣

にっこりと笑ったその顔に、俺は鳥肌がたった

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