9:ふっところーがたなー ページ10
「さぁさぁ、審神者様。一期一振の顕現を成功させたところでこの流れに乗りもう一振顕現させましょう！」
『なーにが《この流れに乗り》だよ！危うく死にそうだったのにまたあの恐怖体験しないといけないわけ！？』
こんのブラックこんのすけめ！！軽々しく怖い事を言わないで欲しい。もう私の中で
鍛刀=死ぬ
だからね！
「ち、違います！！一期一振が特殊だっただけで他の刀剣男士は普通なんですよ。触れたらすぐ体が現れます。」
『えっそうなの？』
はいはい、そうでございます。と首を縦にふるこんのすけ。そこまで言うなら信じようか。
「こちらが鍛刀部屋です。今回は最初の鍛刀なので全ての資材を50にして下さい。」
案内された和室に一期と入る。もし何かあったら一期に助けて貰おう。
『ほいほいっとな。..........うん？20分？』
資材を投入すると上の木札に20と表記された。
「短刀のようですね。本当は20分待たないと顕現できないのですが、なな、なんと！！初回なのでこの手伝い札を使います！」
はいっと手渡された札には分かりやすく手伝い札と彫られていた。時間短縮出来るらしいけど使いすぎには禁物かな。なんて冷静に考えていると。
「短刀、ですか！？」
おぉ。まさかの一期が興味を示した。そう言えば短刀達が弟とか言ってたっけ。え、弟？
『お、お姉ちゃんって呼んでくれるんじゃないの！？』
一期の弟！私の弟！やっばい興奮してきた！！
一期に急かされるまま手伝い札を使った。
出てきた太刀の一期より遥かに短い刀に触れる。あっ、ちゃんと冷たい。恐る恐る出した指先は、安全だと分かると手の平まで一気に触った。その途端、ブワッと風が吹き目の前が桃色に染まった。顕現成功の合図である桜だ。
誰が、私の懐刀になるの？
「よお大将。俺っち、薬研藤四郎だ。兄弟ともども、よろしく頼むぜ。」
とう、しろう。来た、この刀が、
『〜私の弟ぉー！！』
ガバッと抱きつく。あ、以外と小さい。でもなんか筋肉凄い。ぺたぺたと触りまくっていたら一期が私の首根っこを掴んで離してきた。なぜ。
「ん？ここにはもういち兄がいるのか？まぁいいか。俺が薬研藤四郎だ。守ってみせるからしっかり見とけよ。たーいしょ。」
イ、イケショタかよ。好きだ。
いや、というか。
『私、大佐だよ？大将は私の上司。』
「？大将に大将がいるのか？」
「薬研、主殿は軍人なんだ。」
『そうそう。だからお姉ちゃんって呼んでね！』
「お、お姉ちゃん.....か？ちと恥ずかしいな。」
可愛い、照れてる薬研可愛い。あっ、鼻血出てきた。
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蛍光灯(プロフ) - 瑠璃色さん» こんにちは！コメントありがとうございます！そんな事を言っていただけて嬉しい限りです(^ ^)私はシリアスが苦手なんですが、今回は何故か書きたい衝動に駆られ執筆しました。あまり本編ではまだ甘く出来なさそうなので番外編で書きたいです。更新頑張ります！ (2018年3月27日 10時) (
レス) id: f643b19803 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色 - 初めまして！いち兄を推している瑠璃色です！この作品はただの恋愛ものじゃなくてサスペンス要素が入っているのが読み応えがあって楽しいです！更新頑張って下さい！！ (2018年3月27日 10時) (レス) id: 3757eb64a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2018年3月25日 20時
