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【story“21”】異様な雰囲気 ページ28

部屋のドアに、すぐに鍵を掛けた。



『…やっぱり、おれは大事なものを不幸にしちまうのかなァ…』



いつもそうだ。



おれは、いつも周りを不幸にしてしまう。もしかしたら、これが運命とかいうものかもしれない。



今まで生きてきて、ここが1番幸せだった。



おれは、正直オヤジの薬に毒薬を入れたことなんてない。



でも、……でも、このままだとオヤジの病気も、何もかも悪い方向に進んでいくだろ。



だったら…おれに出来ることはひとつしかない。



『…誰にも気付かれずに、死んじまおう。』






独り言を呟いて、ベッドに寝転がった。









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マルコ「…普通に考えて、そんなものありえないよい。」



未だに激怒しているサッチに、そう言った。



サッチ「はァ?…まァ弟だからなァ、当然庇うか…でも、アイツしか出来やしねぇ。」



エース「俺は絶対にしてないと確信する!!あの女が嘘でも吐いたんだろ!!



Aは本当に幸せそうに笑ってただろッ!!」



大声で宣言するように叫ぶ。



イゾウ「そうだ。落ち着けサッチ。…Aが女から薬を受け取ってオヤジに渡していたが、



…やけに女がニヤついていた。」



サッチ「………。…悪ぃ、先走りすぎた。謝らねぇとなァ…」



マルコ「…もう手遅れかもしれねぇ。」



いつもの口調が消えた。



マルコ「…いつも、抱え込んでしまう癖と、自分を追い込む癖がある。



…下手したら、最悪の事態にはなるかもしれねぇよい。」



カユラ「…。……そうか。Aらしいなァ…俺が夜見張っておく。先に寝とけ。」



それだけ言って、ドサリ、と勢いよく座りこんだ。



真っ暗な空に、月は現れなかった。

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(元あかりんご。)赤林檎。(プロフ) - 梨花さん» コメントありがとうございます!初コメおめでとうございます(?)これからも頑張るやる気が出てきました!頑張ります!! (2019年6月18日 23時) (レス) id: 7ba0a8096d (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - この夢小説読ませていただきました!とても面白かったです!これからも更新頑張ってください!応援してますよ!あと最後に一言 初コメゲットだぜ!*\(^o^)/* (2019年6月18日 23時) (レス) id: 43328ac1f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:(元あかりんご。)赤林檎。 | 作成日時:2019年4月20日 22時

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